2016/11/20(日)

富貴寺大堂

大分駅前から予約していた定期観光バスに乗車。途中の別府や宇佐でも乗客を拾って、最初の下車観光地である宇佐神宮に到着。ここを訪れるのは2年ぶり2回目になる。前回は小雨が降る真冬だったが、今回は薄曇りで境内の紅葉は見頃の木が多い。長い参道を歩いて階段を登った先にある上宮と、少し離れた場所にある下宮、弥勒寺跡などを回って集合場所に戻る。続いて訪れた富貴寺はこぢんまりした境内に、九州最古の木造建築である大堂(国宝)がある。内部には壁画が描かれているが、日の当たる部分の大半が消失している。さらなる劣化を防ぐため、悪天候の日は公開を中止しているのだとか。昼食は門前の店で、事前に注文しておいただんご汁定食。

熊野磨崖仏

午後最初に訪れた真木大堂は9体の仏像があり、いずれも国の重要文化財に指定されている。付近の寺にあったものを、一箇所に集めたものらしい。続いて本日のハイライトというべき熊野磨崖仏。駐車場から急坂を登ったところにある入口から、さらに山道のような階段を登り続け、最後の方は乱積みの石段を登って、ようやくたどり着く。大分といえば臼杵の石仏も有名だけど、石仏は柔らかい岩から立体像を作っているのに対し、磨崖仏は硬い岩を浮き彫りにするという違いがあるらしい。一番奥にある熊野神社まで足を運んでから階段を下り始めたが、ごつごつした石の表面が湿っていたので、滑らないように慎重に歩を進める。

両子寺

財前墓地の前で停車して車窓見学となった後、最終下車地となる両子寺に向かうと、手前で駐車場待ちの渋滞が起きていたが、バス専用駐車場には空きがあったので、それ程待たずに下車することが出来た。天気が回復した日曜日で、紅葉が見頃と報道されたため、急激な混雑となったらしい。あまり時間がなかったが、駆け足で護摩堂から奥の院、山門を経て仁王像まで巡る。境内はかなりの高低差があり、摩崖仏に続いて体力を要する見学となった。別府・大分に戻る前に立ち寄った空港で下車。定期観光バスには耶馬渓コースもあって、本当はそちらに参加したかったのだけど、空港経由にならず帰りの飛行機に間に合わなかったのである。

空港入りしてまずカード会社ラウンジで休憩するつもりだったが、制限エリアの中だったのでロビーで時間調整してから、空港内レストランへ。注文したのは郷土料理と麦焼酎。だんご汁が昼のメニューと同じになるけど、りゅうきゅうや鳥天、やせうまも食べたかったので。保安検査場を通って、カード会社ラウンジで休憩してから搭乗。羽田から乗ったモノレールは、車内でWifiが使えるようになったというので試してみたら、横揺れが激しくて酔いそうになってしまったので、早々にPCを閉じる。