明け方に降り出した雨は、朝になっても降り続き、宿を出て駅に向かう頃には本格的な雨となっていた。京急で空港入りして、搭乗口に直行。雨の羽田を飛び立って西に向かい、曇りの大分空港に到着。ターミナル内で時間調整してから、連絡バスに乗って由布院へ。到着したバスターミナルは駅のすぐ近くだったので、とりあえず駅に出て荷物を預けようとしたら、十数個しかないロッカーは既に満杯だった。観光地にしては少なすぎるのではないだろうか。仕方がないので荷物を持ったまま、由布見通りを歩いて、由布院バーガーの店に入って昼食。
白滝川を渡って湯の坪街道に入り、終点近くで南に折れて金鱗湖の滸に出る。紅葉した木々が静かな湖面に映り込んでいる眺めは素晴らしいけれど、空が晴れていないのが残念。それでも既に雨は降っていなくて、雲の切れ間から少しだけ青空が見えている。湖岸を半周する遊歩道を往復してから、「マルクシャガールゆふいん金鱗湖美術館」に入ろうとしたら、レストランのみならず美術館まで“本日貸切”となっていた。他にもミニ美術館が幾つかあるようだけど、特に入りたいと思うところはなかったので、駅近くまで戻って日帰り温泉施設を利用。露天風呂からは由布岳が見えるらしいけど、今日は生憎の曇天。中でのんびりしている間に通り雨があったが、外に出る頃には止んでいた。急に天気が回復したようで、青空が広がるようになっていたので、視界が開けた場所を探して由布岳の写真を撮影。
次の列車まで時間があるので、ロールケーキの店に入って休憩していたら、急に店内が混んで来たので早めに切り上げる。とりあえず駅に行ってみたら、20分遅れの普通列車が到着するとのアナウンスがあったので、切符を買って乗車。乗る予定だった次の特急も遅れるだろうからね。かなりダイヤが乱れているようで、途中駅の待ち合わせで長時間停車したり、終着駅手前で暫く信号待ちになったりしたけど、午後3時過ぎに大分駅に到着。少し離れた場所にある宿にチェックインし、夕方から知り合いと落ち合って駅構内の店で食事。駅前広場は大掛かりなイルミネーションが施され、早くも年末気分。