2017/01/08(日)

西田川

朝起きた時点で“昼過ぎまで小雨”の予報になっていたけど、地面が濡れた跡があるだけで、出掛ける頃には時おり日が差すくらいになっている。離島桟橋から高速船に乗り込み、西表島大原港で迎えの車に乗り換える。外周道路を走って上原地区に向かい、業者施設で着替えてツアー開始。西田川の畔まで歩いて、桟橋からカヌーに乗って上流を目指す。流れは非常に緩やかで、風もなかったので進むのには苦労しない。マングローブ林の間に時折アダン群落やシオマネキの群れを見ながら、30分程進んだところでカヌーを係留してトレッキングに切り替える。水陸両用靴を履いているので滑りにくくはなっているとはいえ、長ズボンを履いていないので転ばないよう慎重に進む。

サンガラの滝

途中で雨が降り出しても、林の中だから少々くらいは平気だと思っていたら、目的地のサンガラの滝に着いた時には雨脚が強くなっていた。岩棚の上から流れ落ちる幅広の滝は、裏側が空洞になっているので、雨宿りしながら持参した弁当を食べる。滝の裏側でも飛沫が掛かるけど、外の雨よりはましなので、休憩時間中はあまり出歩かないようにする。帰る前に滝の上流側に登り、各所にポットホール(甌穴)が穿たれた一枚岩を水が流れる様を眺めたが、本降りになっていた雨でずぶ濡れになってしまった。幸い元来た道を歩いているうちに雨は弱まり、カヌーを降りた場所に戻る頃にはすっかり止んでいた。

カンムリワシ

来る時は引き潮で中洲に止めたはずのカヌーは、満ち潮で浅瀬に浮いた状態になっている。マングローブ林も根元が完全に水に浸かって、水面すれすれまで緑に覆われている。時間に余裕があったので、船浦海中道路の近くまで行ってから、桟橋に戻ってカヌーを降りる。最後の方は少し風が出て、カヌーが流されやすくなっていた。帰り道の途中で、カンムリワシが近くの木に止まっているのに出くわす。雨上がりで濡れた羽を乾かしているらしい。雨に濡れた後でも気温は25℃近くあり、ずっと動き続けていたので寒くはなかったとはいえ、それなりに体が冷えていたので温水シャワーを浴びてから着替えると、生き返った心地。送迎車で大原港に戻り、しばらく待ってから高速艇に乗り込むと、さすがに少し寝入ってしまう。

石垣港到着後は一旦宿に戻ってから、八重山そばの店で早めの夕食。とにもかくにも疲れたので、宿に帰った後はとっとと就寝。