2017/02/11(土)

今回の久しぶりに鯨を見に行こうと思っていたのだけど、10m/sの風が吹き荒れ、海上も5m近い高波になるとの予想。座間味ゆきも、高速船どころかフェリーまで欠航になっていたと後から知る。

末吉公園の桜

ということで、もう一つの目的である桜巡りが今回のメインに。まずは満開情報のあった末吉公園から。市民病院前で下車して、少し離れた入口から園内に入り、桜を探しながら斜面を下る。「花見橋」周辺の安謝川沿いの並木や、両側の斜面に散在する木も咲いていたけど、カンヒザクラは本州の桜のように木全体が花に埋め尽くされる訳ではないようで、比較的多く咲いている木でも枝の形がはっきりわかるくらいの疎さとなっている。遠目にみっしり咲いている木があったので、近寄って確認したらノウゼンカズラ科(キダチベニノウゼン)だったりする。風が強くて気温が上がらず、かなり肌寒かったけれど、園内には桜の他に、バラやヒネム(緋合歓)、ブーゲンビリアやバウヒニアなどの花も咲いている。

琉球華みぐい

ゆいレールで首里に出て、首里城公園まで歩く。「琉球華みぐい」開催中とのことで、歓会門から瑞泉門にかけて、および最近整備された銭蔵周辺のエリアが、鉢花で埋め尽くされている。いずれも有料エリアの外だったので、写真だけ撮影してから駅方面に戻る。少し時間調整をしてから、開店15分前に「首里そば」に行ってみたら、既に十名以上の行列。もう少し早く来るべきだったかなと思いつつ、開店直後に店内に入ることが出来たのでよしとしよう。注文したのは、そば(中)とジューシー。肌寒い日なので暖かいそばが一際有難い。

石彫大獅子

市内中心部に戻って、工事中のバスターミナル前から334番国立劇場おきなわ線のバスに乗車。国場、東風平(こちんだ)を経由して、第二富盛(ともり)で下車。道路沿いに少し歩いて、高台にある八重瀬公園への坂道を登る。坂道やその先の階段に沿って桜の木が並んでいるのだけど、こちらも咲いている木はそれなりに咲いてるという感じ。園内にはコスモスも咲いていたので、桜と一緒に写真を撮ろうとしたけど、距離が離れていたのでなかなか難しい。昼前から時折日が差すようになって、その時だけは暖かく感じる。高台かの景色を眺めてから麓に戻り、バス停近くの別の高台を目指す。住宅街を抜けて急な坂道と階段を登った先にあるのは、「富盛(ともり)の石彫大獅子」(県指定有形民俗文化財)。県内最古のシーサーで、17世紀に遡るのだとか。

帰りのバスは34番東風平線だったので、暫定的に上泉が終着。県庁の横を通って「パレットくもじ」の喫茶店で休憩してから、一旦宿に戻る。末吉公園は谷底の川を挟んで両側が急斜面になっていて、首里城公園も高台の上。八重瀬公園と富盛の石彫大獅子は別々の高台の上。ということで今日は結構な高低差も歩いたことになる。夜はいつもの「くまのみ」で、もずく天とフーチャンプルー。帰りに酔った勢いで、コンビニで小型ティラミスを買ったりして。