2017/07/16(日)

水生植物公園

大阪駅から新快速に乗って、久々の滋賀県へ。草津で下車して、駅前から臨時バスに乗って湖岸の烏丸半島に向かう。琵琶湖博物館までノンストップで、その次のバス停で降りて、共通券を購入して「水生植物公園 みずの森」に入園。今日も朝から暑いけど、アメリカフヨウやカンナ、インパチェンスなど、夏の花が出迎える。水生植物園なので、スイレン、ハスは言うに及ばず、ミソハギ、ハンゲショウ、ポンテデリアなども開花中。水辺の植物の他にも、サルスベリ、ヘメロカリス、バーベナなど、多くの花が咲いている。屋外を一通り回ってからロータス館に入ったら、熱帯スイレンの青い花が咲く温室の中は外よりもさらに気温が高くて大変だったので、エアコンの効いたフウラン展の部屋で涼む。建物を出たところに、園内の開花中の植物一覧があったので、見損ねた花はないかと念のため確認したら、「アオバナ」という聞きなれない植物が掲載されていた。地図上で示された場所に改めて行ってみたけど、それらしい花は見付からない。写真の場所に戻ってじっくり確認したところ、実物と色合いが異なっていて、大きさも分かりづらくなっていたけど、花の形は紛れもなくツユクサ科。ということはどうやら、先ほどツユクサだと思って撮影した花だったようである。

琵琶湖博物館

水生植物公園から博物館まで、歩行者用の近道があったのだけど、あえて車道沿いに歩いて湖岸に出る。先程バスから見えたハスの群落があって、花も少しだけ咲いている。以前はこの辺りには大群落があったのだけど、昨年ほぼ消滅したとのことで、現在残っているのはほんの僅か。琵琶湖博物館に入館し、常設展を見学。メインとなる施設は淡水魚の水族館。琵琶湖のヌシであるオオナマズやニゴロブナ、アユモドキなど、多くの魚が展示されているが、コンデジだと撮影は厳しい。先の予定もあるので、文化の展示コーナーは足早に回って、臨時直通バスに乗って草津駅に戻る。新快速との接続が良くなかったので、どこかで軽食を取ろうかと思ったが、適当な店が見付からなかったので、構内のコンビニでおにぎりを買って車内で食べる。

バイカモ

米原でJR東海の列車に乗り換え、一つ目の醒ヶ井で下車。駅前から歩いて、途中の醒井宿資料館を見学。1915年のヴォーリズ建築は、旧醒井郵便局局舎だったとのこと。もう少し先にあるのが旧中山道の醒井宿で、古い建物はあまり残っていないが、集落の中を流れる地蔵川の水路は昔のまま。湧き水なので夏でも15℃以下を保ち、手を浸けるとかなり冷たく感じる。この水に育つのがバイカモ(梅花藻)で、今が開花時期というので来てみたのだけど、旧問屋場の前ではまるで白い絨毯のようにびっしりと咲いている。高台にある加茂神社に立ち寄った後は「居醒の清水」を訪れる。宿場町の名前の由来となった地蔵川の源流で、絶え間なく水が湧き出ている。帰りは下流側にある湧き水「十王水」と「西行水」を見学してから、醒ヶ井駅に戻る。たった一駅だけど、ICカードが使える区間の外になるので、委託駅の窓口で乗車券を購入。

米原で乗り換えた新快速は、能登川を出たところで緊急停車。近江八幡の先の踏切で、遮断機が破損したため停止信号が出たとのこと。その場で数分停車した後、現場の踏切でも徐行運転。草津で雨、京都で土砂降りとなっていたけど、どちらも局所的だったみたいで、暫く走ると降った形跡さえなくなる。大阪に着いて堂島の理髪屋に行ったら待ち客ゼロだったので、そのまま散髪を済ませる。そこから北浜まで歩いて、「北浜レトロ」でアフタヌーン・ティーという名の夕食。今日はミックスベリーのタルトを選択。さすがにこの時間だと、殆ど待たされることはなかった。宿も遠くなかったので、そのまま歩いて帰る。