2017/10/09(月)

音根内木道

<宿を出て駅のロッカーに荷物を預けてから、路線バスの鶴居線に乗車。湿原展望台の少し先の音根内で下車し、階段を降りてビジターセンターを訪れた後、木道を散策開始。ハンノキの林を抜けて湿原に出ると、晩秋の褐色の景色が広がっている。ツツジ科の植物が一部赤く色付いているものの、森林地帯と比べると色は少なく、花の季節もすっかり終わっている。こちらも雨が続いていたようで、水たまりがあちこちにあって、どれが谷地眼なのかよく分からない。

釧路湿原展望台

一番大回りとなるルートを辿って、丘の麓の旧鶴居村軌道の廃線跡に出る。軌道跡を覆う草は雨に濡れ、所々水たまりもあるので少々歩き辛い。3km以上歩いて、釧路湿原展望台の遊歩道に続く木道が現れるが、一部崩れている場所もあるので慎重に歩を進める。長い階段を登ってメインルートに合流し、サテライト展望台から眼下に広がる湿原を見下ろす。久しぶりに北斗遺跡にも行こうと思っていたのだけど、往復するだけの時間しか残っていなかったので、丘の上にある展望台の建物を目指す。今日はずっと曇の予報だったのに、霧雨が降りだしたので傘を差す。建物に着いて館内のレストランに入り、エゾシカのキーマカレーを食べる。建物の展望台にも行ってみたけど、さすがにこの天気では湿原は霧に隠れていた。

釧路市立博物館

バスで釧路駅前に戻り、次のバスの乗り場を探しているうちに発車してしまったので、20分後の市内路線バスに乗車。幣舞橋を渡って段丘を上ったバスを市立病院で降り、少し歩いて釧路市立博物館へ。4階の文化、2階の歴史、1階の自然の順に、展示を一通り見学。外に出て裏手にある春採湖を覗いてから、釧路駅前ゆきのバスに乗車。次の空港ゆきのバスまで1時間もあったので、幣舞橋まで散策し、フィッシャーマンズワーフ"MOO"併設の温室"EGG"にも立ち寄る。因みに今回訪れた建物のうち、屈斜路の民俗資料館、湿原展望台、博物館、MOOの4つが、地元出身の毛綱毅曠の建築となる。

午前の段階では運航情報は「平常通り」だったのに、午後になって釧路は霧の影響が表示される。バスに乗って空港に到着すると、折返し機材が条件付き(羽田に引返す可能性)になっていたけど、待つ以外に仕方がないので館内で食事だけ済ませておく。結局昨日は遅れながらも無事到着したので、手早く土産を買ってから保安検査場に進む。羽田到着も若干遅れ、沖留めとなったものの、TXの快速には間に合う。東京は暑く感じたけど、深夜のつくばはそれ程でもなかった。