2018/02/12(月)

遺跡の朝日

午前4時前に起床して出掛ける準備。といっても日本時間だと普段起きている頃なので、それ程大変ではない。迎えの車に乗って、早朝ツアーに出発。他の参加者がチケットを買うのを待ってから、アンコール・ワットに向かう。まだ真っ暗な中、仮設橋を渡って門を潜り、参道を進んで聖池のほとりに出ると、既に多くの人々が待機していた。なんとか場所を見付けて夜明けを待つ。次第に明るくなりつつある空を背景に、シルエットだった建物は模様が見分けられるようになり、睡蓮が花開く水面に姿を映し出す。新月に近い月は上空に現れていたものの、地平近くは雲に覆われていたので、日の出を見るのは無理かなと思っていたら、参道に戻って建物を正面から見ているうちに雲の切れ間から太陽が姿を現したので、慌てて聖池に戻って塔の横から太陽が出ている写真を撮影。諦め掛けていた朝日を見られたことに満足し、すっかり明るくなった中、門を出て濠を渡る。

宿に戻って朝食を取り、チェックアウト刻限近くまで部屋でのんびりと過ごす。午前ツアーや1日ツアーに参加することも考えたのだけど、時間が中途半端だったり慌ただしくなるのでパス。一昨日のツアーに朝日鑑賞オプションを付けておけば、入場券も1日分で済んだし、今日の自由度が上がっていたのだけど、1日に詰め込み過ぎても大変だからね。3日券を有効利用するため、昨日はひたすら市内の遺跡を巡るツアーに参加するという選択肢もあったのだけど、そうすると写真が遺跡だらけになって、一つ一つの印象が薄くなってしまうのも良くないということで、郊外遺跡と湖上アクティビティーにしたのである。

クメール料理

チェックアウト後は近くの店でクメール料理。看板メニューの野菜スープのチキンソテー載せと、アンコールビールを注文。食後はオールド・マーケット周辺を少し散策したけど、昼間はやっぱり暑いので、シェムリアップ川に架かる屋根付き橋のベンチに座って涼む。一旦宿に戻り、迎えのトゥクトゥクに乗って午後の小ツアー。市内北部にある老舗のラッフルズホテルで、アフタヌーンティー。昼は普通に食事してしまったので、食べきれるかちょっと心配だったけど、別腹だったので問題なく完食。国立博物館がすぐ近くだったけど、見学する程の時間はなかったのでロビーで帰りのトゥクトゥクを待つ。

再び宿に戻って、ロビーでネットしながら少し休んだ後、荷物を受け取って空港まで送って貰う。今度はミニバンになったのは、戻りの人数の関係なのかな。到着した時はまだ搭乗手続きが始まっていなかったが、2時間前になって窓口に表示が出ると急に行列が出来る。真ん中付近に並んで20分以上掛かったけど、出国審査や保安検査はそれ程待たされなかった。バンコク・エアウェイズはエコノミーの非会員でもラウンジが利用出来るのだけど、シェムリアップにはラウンジ自体がないので、免税店で買い物した後は、搭乗待合室で案内を待つ。折り返し機材の到着遅れにより、出発も20分遅れたけれど、帰りの乗り継ぎは比較的余裕があったので問題なし。搭乗ブリッジのない空港なので、改札通過後はタラップまで徒歩。帰りの機内でも入国書類が配られたけど、国際線乗り継ぎなので不要。機内食が終わってから暫くすると、すぐに着陸態勢に入る。

スワンナプームではターミナルから遠い側の駐機スポットに入ったので、バス連絡もかなり時間が掛かる。3日前と同じ乗り継ぎ保安検査場を通過して、タイ航空のラウンジに向かう。今度は搭乗口に近かったけれど、ラウンジの中はかなり混雑していた。折り返し機材はかなり前に到着していたみたいで、定刻通りの搭乗開始。搭乗口前のエリアに入る際に航空券とパスポートをチェックしているので、待合室からは改札を通らずに機内に進む。深夜便で飛行時間が短いので、離陸前に朝食の注文を済ませる。上空に出てシャンパーニュとアミューズグールで軽くナイトキャップしてから、寝床を設えてさっさと就寝。