2018/02/11(日)

ベンメリア

今日も迎えの車に乗ってツアーに参加。シェムリアップの街を出て、1時間以上走って郊外のベン・メリア(Beng Mealea)へ。南側の参道から遺跡にアプローチすると、正面の南門は盛大に崩落していて、壮大な石材の山となっている。回廊の角にある建物は、真上に大木が根を張っているので、下から見るとラピュタっぽく見える。団体客が通り過ぎてから遺跡内に入ったが、見学ルートが一方通行+枝道に限定されるため、途中で渋滞になってしまった。階段を上り下りしながら遅々として進まない通路を歩くのはそれなりに大変だったものの、高低差がある分、森に埋もれかけた景色はより一層印象的になる。幸い午前中は雲が多く、それ程暑くならなかったので助かる。写真データによると、遺跡に入ってから最後に真っ暗な回廊を通ってから外に出るまで、40分を要したことになっている。遺跡の外側を半周してから駐車場に戻る

オールドマーケット

シェムリアップに向かう道の途中で一旦停車し、典型的な民家を外観のみ見学。市内各地で午前中のみの参加者を降ろしてから、少し遅めの昼食。なんだか見覚えがあると思ったら、昨日と同じ店でメニューもほぼ同じだったりする。昨日は飲み物をジュースにしたけど、今日は地元のアンコール・ビールを注文。一旦ホテルに戻って部屋で休憩してから、午後からの参加者と合流してツアーを再開。まずはオールド・マーケットに行って、市場の内部を見学。宝飾、衣類、魚、肉、果物、野菜、乾物などいろいろな品の店が並んでいるが、最近は観光化して値段は少々高めになっているらしい。

水上住宅

シェムリアップ川沿いに街を出て、南に向かって走り続けると、道の両側に並んでいた建物もいつしか高床式に変わる。今の時期は水面が見えないけど、雨季になるとここまで水が来るのだろう。プノン・クロム(Phnom Krom)のある丘の麓で車を降りて、今の時期はかなり下方にある船着場からボートに乗船。水路を下ってシェムリアップ川に入り、快調に進んでいると思ったら一旦停止。どうやら船尾の舵に何かが引っ掛かっていたみたいだったけど、程なく復旧。川から分かれた水路を進むと急に視界が開け、トンレサップ湖(Tonle Sap)の上に出る。岸辺には水上住宅が並んでいるが、季節によって集落ごと移動するらしい。少し沖に出て、大きな船を2隻連ねた水上レストランでボートを降りる。ここで今日も夕日を待つことになるが、待ち時間は1時間足らず。土産物屋や展望デッキのある複合施設で、湖の上は風が涼しいので、昨日に比べるとずっと楽である。

トンレサップ湖

時間になったところで再びボートに乗り込み、沖に出て日が傾くのを待つ。船のシルエットと撮影して、湖らしさを演出。そしてやっぱり今日も雲がなくても、水平線に近づくと太陽は靄に遮られるので、沈みきる前に湖岸に戻る。途中で、水上住宅と夕日を一緒に撮影することに成功。水路と川を遡上して船着場に戻り、シェムリアップ市内に到着してツアーは終了。今日は昼食が遅かったし、早めに寝たかったので、夜は携行食だけで済ませる。