2018/02/24(土)

カンヒザクラ

宿を出てゆいレールに乗車し、安里で降りるつもりだったけど、車窓から桜が見えたので一つ手前の牧志で下車。地上に降りて交差点を渡り、牧志公園で見事に咲いているカンヒザクラを撮影。今まで何度か那覇で桜を見たことがあるけど、いつもまばらにしか咲いていないと思っていたのは、やっぱり時期の問題だったのかな。ゆいレールを降りる駅が変わったので、違うバス停から乗車することになったけど、牧志駅前にあるバス停が、次の駅名と同じ「安里」というからややこしい。集合時間より早めに着いたので、少し周囲を散策してから「まちま~い」の松川コース(高台と平地をつなぐ松川~歴史・民俗探訪~)に参加。

殿之毛

出発地点の沖縄都ホテルは先月から改修工事に入っているため、敷地内にある松川樋川(ヒージャー)は見学出来ず、写真を使っての解説となる。井戸の近くにある聖域・殿之毛(トゥンヌモー)や、集落の中に散在する拝所を巡りながら、安里川と真嘉比川の合流地点に出る。途中で紹介された「ムジンクジンワカランマチガーヌヒムン」という小さな石碑は、何かの呪文のような名前だけど、漢字を当てると“文字ん故事ん判らん松川ぬ碑文”となる。以前、王朝時代の首里城の模型を見た時、守礼門から那覇に向かって下ってゆく道が、今はどうなっているのだろうと思ったのだけど、この辺りでその旧道の一部を見ることが出来る。坂下琉生病院前で解散となったので、安里駅まで歩いてゆいレール市民病院前に移動。昼は5ヶ月ぶりの「しむじょう」で、いつものセットメニュー。混雑する直前に店に入れたので、時間は掛からなかった。安謝川に掛かる橋は未だ工事中で、今回も歩行者用の仮設橋を利用。

ナガンヌ島

美栄橋から泊港まで歩いて、午後のツアーの手続き。とまりん(ターミナルビル)の方かと思ったら、窓口は北岸壁の方だった。小さいながら上下階のある船で出航し、慶良間諸島に向かう途中にあるナガンヌ島に上陸。長さ1.7km、幅200mの細長い島で、定期旅客船はないが、ツアーに参加すれば訪れることが出来る。展望所となっている丘に登ってから、島を“横断”~といってもわずか200メートル。立入れる場所は限定されているので、見学するだけなら短時間の滞在で十分。午前中は雲が多かったけれど、午後は晴れ間が広がったので、暑くもなく寒くもなく景色は上々。

鯨のブロー

再び船に乗って、今度はホエールウォッチング(6年ぶり3回目)。ハイシーズンなので、ザトウクジラは程なく見付かる。今までに見たことがあるペダンクルアーチ(潜水前に背中を見せる)、フルークダウン(潜水前に尾を見せる)、ブロー(潮吹き)に加え、今回はブリーチング(上半身を見せるジャンプ)を見ることが出来たが、予告なしの一瞬の出来事なので、さすがに撮影は間に合わなかった。今日は風が強くても東風なので、島影となる慶良間近海の波は荒くなかったけど、エンジンを止めると船は結構揺れる。しかも動き回るクジラを追い掛けて、推進と停止を繰り返すので、船に弱い人にはかなり辛かったようである、あともう一回見られたら終了~という時に限ってぱったり見えなくなったりするし。時間が過ぎたところで諦めて港に戻って、ツアー終了。宿に戻って休憩してから、夜はいつもの「くまのみ」へ。