2018/04/29(日)

ブレーメン市庁舎

今朝はハンブルク中央駅から、事前に予約していたインターシティ(InterCity, IC)に乗車。直前になって編成が通常とは逆向きと表示されたので、乗客は慌ててホームを移動することになる。ハンブルク・ハールブルク駅に停車してから、約1時間でブレーメン中央駅(Bremen Hauptbahnhof)に到着。駅前通りから路面電車沿いに歩き、濠を渡ってブレーメンの旧市街に入ると、豚と豚飼いの像が出迎える。旧市街を歩いてマルクト広場(Marktplatz)に出て、ブレーメン市庁舎(Bremer Rathaus)の前にあるローラント像(Bremer Roland)と対面。世界遺産としては「ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像」の名称で登録されている。ローラントは古フランス叙事詩の主人公で、自由都市の象徴として各地に像が設置されているが、ブレーメンでは14世紀の大きな像が残っている。

ブレーメンの音楽隊

まずは市庁舎の見学ツアーを予約しようと窓口を探したのだけど、ガイドブックには記載がなく、ネット情報でも場所が分かり辛くて、ようやく見付けた現場の表示を頼りに辿り着いたのは、ベッチャー通り(Böttcherstraße)の中程にある観光案内所だった。日曜日のガイドツアーは午前中の2回のみとなるが、午前10時の初回で無事に予約完了。開始時間まで周辺を散策する前に、市庁舎脇にある「ブレーメンの音楽隊(Die Bremer Stadtmusikanten)」の像のところに行くと、既に多くの観光客が集まっていた。指定時間に集合場所に行って、英語ツアーに参加。市庁舎の建物は14世紀に遡るが、何度も改築を重ね、同じ部屋でも各時代の特徴が残されている。大宴会場には船の模型が幾つも天井から吊るされているのが、交易都市としての歴史を物語る。昼食は川沿いの店でマルクトプファンネ(Marktpfanne)という、豚肉とキノコとソテー。ワインはバーデン地方のヴァイスブルグンダー(Weißburgunder)で、フランスでいうところのピノ・ブラン。

濠のそばの風車

午後は路地に昔の雰囲気が残るシュノーア地区(Schnoorviertel)を散策した後、聖ペトリ大聖堂(日曜日は午後2~5時のみ)の塔に、階段で登る。展望台からの視界は4方向に限定されていて、網が二重になっているので写真にはどうしても網が写ってしまう。旧市街の方角が曇っていたのもちょっと残念。予定していた場所は一通り回ったので、濠のそばの風車(元は7つあったうちの1つが現存、レストランとして営業中)まで寄り道してから、駅に戻ってラウンジで休憩。今日も雨が降りそうな予報だったけど、昼前に少しぱらついた程度で、結局殆どの時間はれていた。帰りの列車の編成は順方向だったが、機関車が最後尾に来る推進運転になっていた。ハンブルクに到着した後は、今日も駅構内で軽食を調達。今日はなんだか喉の調子が微妙に良くなくて、早めに薬を飲もうと思ったら風邪薬だけ入っていなかった。どうやら引越前の冬場に使い切って補充した際、スーツケースに戻すのを忘れていたようである。とりあえず寝るに限るということで、さっさと寝床に入る。