2018/07/16(月)

ポーラ美術館

曇りだった今日の予報は、一日中晴れに変わっている。箱根町の予想最高気温は32℃と出ているけど、恐らく標高の低い箱根湯本あたりのことなのだろう。今日も早めの列車で強羅入りし、観光施設めぐりバスに乗って、仙石原に向かう。開館時間よりも早めに到着したので、少し待ってから「ポーラ美術館」に入る。特別展「エミール・ガレ―自然の蒐集」を見学した後、コレクション展を見て回ったけど、代表的んコレクションであるはずのモネの睡蓮が見当たらない。ルノワールの方は貸出中となっていたけど、あれれっと思っていたら、特別展でガレの睡蓮の作品と並べて展示してあった。順路がジグザグだったため、1度目は気付かずに素通りしていて、2度目に行った時にようやく見付ける。折角だから2度見ておこうかなと思わなかったら、見落としたまま帰るところだった。美術館を出て、敷地内の「森の散歩道」も散策。ヒメシャラはとても背が高かったので、樹上で咲いているかどうか分からなかったけれど、落ちた花が地面に散らばっているのは確認出来た。

ガラスの森美術館

バスで移動して、「箱根ガラスの森美術館」を訪れる。ガラスが散りばめられた巨大なカーテンの間を通って建物に入り、展示を順に見て行くが、内部は結構混雑していたので、少し離れたところから眺めることにする。ガラス作品が配置された庭園からは、昨日訪れた大涌谷が見えるが、この距離からだと噴煙が上がるのまで確認出来る。あまり時間がなかったので、早めに停留所に戻って次のバスを待ったら、こういう時に限って遅れていたりする。終点の少し手前で降りて、「箱根ラリック美術館」を見学。アール・ヌーボーからアール・デコの時代に活躍したデザイナーの作品のみを展示する美術館で、オリエント急行の車内でティータイムというのにも惹かれたが、時間の都合上パス。次の目的地までそれ程距離はなかったので、バスを待つことなく歩いて移動。空腹になっていたところで都合よく入り易そうな店があったので、パスタランチ。

箱根湿生花園

午後は「箱根湿生花園」へ。水辺から草原、林まで様々な区画があって、どう巡ろうかと思っていたら、順路に従って歩くだけで一通り回れるようになっている。花の最盛期ではないかもしれないけど、クサタチバナ、オグラセンノウ、サワギキョウ、クサフジ、カノコユリなど、色とりどりの花が咲いていた。仙石原湿原植生復元区では草原が広がり、周囲の山々が見渡せる。大涌谷が見えないのは曇ってきたせいだと思っていたら、どうやら方角の関係で山陰になっていたようである。園内を一周してから外に出て、花園前が始発のバスに乗って強羅に戻り、登山電車に乗り継ぐ。箱根湯本でロッカーに預けていた荷物を取り出し、小田原ゆきに乗車。

海岸近くまで降りて来ると、乗り換えの短時間に猛暑の外気が襲って来る。事前にSuicaグリーン券を購入したので、快速「アクティー」の乗車位置に行ったら、2階建車両は既に満席。連休最終日の午後だとグリーン車でも満席になるんだね。払い戻ししたら手数料が掛かるのかな~と思っていたら、向かい側のホームに停まっていた普通列車のグリーン車は空いていたので、そちらに乗り込む。所要時間は少し長くなるけれど、箱根を早めに出たので問題なし。横浜で再び猛暑の中を乗り換え、京急で羽田入り。ターミナルで出発便情報の掲示を見上げたら、ほぼ全ての便が遅れている。一体何があったのかと思えば、穴が空いた滑走路を一時閉鎖していた影響とのこと。とりあえず保安検査を済ませてラウンジに行ったところで、到着機の遅れにより予約便の出発が25分遅れるというメールが届く。新しい到着予定時刻は20:40と、伊丹の門限である21時に近くなってしまう。一つ前の便は定刻通りの出発予定だったので、一応キャンセル待ちを掛けてみたけど、連休最終日でしかもB787のエンジン点検による欠航が相次いだ直後ではさすがに無理だった。そのまま予約便に搭乗することになったのだけど、機材の最終確認のため搭乗開始が遅れた上、荷物入れの蓋が閉まらなくなる。これはもう無理かなと思いつつ、乗り込んできた整備員が蓋を修理し、ようやく出発したのが19時50分のこと。少し遠いA滑走路に向かったが、程なく離陸。搭乗前は関空にダイバーとする可能性を言っていたけど、20時20分過ぎに伊丹に着陸予定とのアナウンス。

結局、門限の15分前に伊丹着陸(30分遅れの最終便とほぼ同時)。上空では水平飛行が7分間しかないため、飲み物サービスは冷たいもの限定になっていたけど、飛行時間を短縮しようと頑張ったからだったのかな。それにしても大阪の夜はかなり暑く、午後10時を過ぎても30℃を超えたまま。帰宅するや窓を開け放ち、家の中にこもった熱気を追い出す。