2018/08/10(金)

チューリヒ美術館

滞在中は早出が続いていたけれど、今朝は比較的ゆっくりと出来る。スイスの時ならぬ暑さもようやくひと段落したようで、今日のチューリヒの予想最高気温は22℃と、昨日よりも10℃以上も低くなっている。朝のうちに旧市街を散策してからチューリヒ美術館(Kunstmuseum Zürich)に行こうとしたら、少し迷って遠回りになってしまったが、それでちょうど開館時間に着くことになる。常設展だけでも、モネ、ゴッホなどの印象派や、レンブラントなどの作品が揃う。そして地元作家のジャコメッティに加え、ムンクの作品も多いのが特徴となっている。

チューリヒ料理

昼食は“武器庫のセラー”を意味する店名のツォイクハウスケラー(Zeughauskeller)で、定番のチューリッヒャー・ゲシュネッツェルテス。後から調べてみたら、8年前も同じ店で全く同じ品を注文していた。ワインはチューリッヒ郊外のピノ・ノワール。途中からかなり混んできたので、店に入るタイミングとしてはぎりぎりだったのかも。店のすぐ近くの教会にはシャガールのステンドグラスがあるのだけど、窓口が混んでいて時間が掛かりそうだったのでパスして中央駅に向かう。

ラインの滝

地下ホームから1時間に1本の近郊列車に乗って、終点の一つ手前のノイハウゼン・ラインファル(Neuhausen Rheinfall)で下車。その名の通りラインの滝(Rheinfall)が、高台にある片面ホームから見えている。長大なホームの端まで歩いて、展望台から滝を見下ろした後、ホームの反対側からエレベーターを2つ乗り継いで、川岸の遊歩道に出る。今日は朝から雲が多いけれど、ところどころ青空が見える程々の天気。まずは滝から遠ざかって全景を撮影してから、流れ落ちる水の近くに行く。ライン本流にある唯一の滝で、落差は23メートルだが、幅は150メートルもある。滝の真下の中央に位置する大きな岩に展望台らしきものがあったが、どうやら遊覧船に乗らないとアクセス出来ないようである。滝のすぐ横の階段を登って、上流側を眺めてから駅に戻る。

シャフハウゼン

1日乗車券が往復乗車券と同じ値段だったので、ここまで来たついでに隣のシャフハウゼン(Schaffhausen)まで足をのばす。駅近くの旧市街の道を歩き、町外れの広場から階段を登って、葡萄畑の上にある円形要塞のムノート(Munot)を訪れる。最初は建物の構造が分からず、一旦通り抜けてしまったけど、入口のスロープがそのまま螺旋状に屋上まで続いていた。相変わらず雲が多い空の下、ライン川の畔に広がる街並みを眺める。帰りは途中駅に寄らないので、1時間に2本ある急行列車でチューリヒに戻る。夜はラクレット(raclette)の店に行くことも考えたのだけど、そこまで空腹ではなかったので、結局今夜も軽食で済ませる。