2018/10/20(土)

早めに家を出て空港入り。ラウンジに少しだけ滞在してから、一番遠いゲートから搭乗。プレミアムクラスでサンドイッチ主体の朝食付きだったので、いつものようにスパークリングワインを注文。窓の外は雲が多かったけれど、途中で諏訪湖を確認。定刻よりも少し早く仙台空港に到着したら、予報では曇りのち雨だったのに、晴れ間が出ていて驚く。バスの時間まで少しあったので、屋上デッキに出てからカード会社ラウンジで休憩。

瑞巌寺

思ったよりも天気が良かったので、平泉方面のバスに乗って、仙台港で降りずに行き先を松島に変更。目的地に少しでも近い観光物産館で下車したけど、駅で降りてロッカー(空いていれば)を利用した方が良かったかな。雨が降った形跡があったものの、空を見ると西側から晴れてきているみたいだったので、まずは4年ぶり3回目となる瑞巌寺を訪れる。前回は改修工事中だった本堂は、煌びやかになった襖絵と共に再公開。さすがにここまで色鮮やかなのは複製で、オリジナルの一部が宝物殿で公開されている。参道脇の洞窟遺跡群は、以前の通路が立入禁止になっていて、少し手前から見学するようになっていた。

松島湾

続いて庭園で名高い円通院を訪れると、一部の木では紅葉が始まっていた。バラの寺としても知られているが、ホトトギスやシュウメイギクも見頃だった。海岸に出て五大堂も再訪してから、「日本三景展望台」の急な階段を登る。東の方はまだ雲が残っていたけど、松島到着時よりは晴れ間が広がっている。展望台から降りたところで時刻を調べたら、ちょうど1時間に1本の列車に間に合うタイミングだったので、そのまま仙石線の松島海岸駅に向かう。

旧野蒜駅

石巻ゆきに乗って、野蒜で下車。この辺りは震災後の復旧時に線路を付け替えていて、現在の駅は高台に位置する。ここから駅の下のトンネル(復旧工事のベルトコンベア跡)を潜り、広場を横切り階段を降りて、海岸近くの旧野蒜駅まで歩く。旧駅舎は震災復興伝承館となっているが、2階の展示室は団体で混雑していたのでパス。旧ホームと同じ長さの線路が残されているが、一部には津波による被害が残されている。旧駅舎の記録によると、当地での高さは3.7メートル。

うみの杜水族館

高台に戻り、あおば通ゆきの列車で折り返す。仙台市内の中野栄で下車し、駅前のコンビニで軽食を調達してから、「仙台うみの杜水族館」の送迎バスに乗車。2015年に開業したばかりの新しい施設で、国内外の海を再現した水槽を順に見て回る。展示を一通り見たところで、ちょうど最終の送迎バスの時間となったので、中野栄の駅に戻る。仙台方面の接続が悪くて、ホームで20分以上待つことになったが、日没はまだ先なのに辺りは暗くなっていて、どんよりとした空から本格的な雨が降り始める。松島の状況を見て、雨が降る時間が早まっただけかと思っていたら、結局は大体予報通りだったようである。

終点の一つ手前の仙台で降りると、出口に向かうエスカレーターや通路がかなり混雑していた。後で外を出歩かなくて済むよう、駅ビルの地下の食堂街で早めの夕食を済ませる。仙台に来たのだからと、牛タンの入ったメニューを選択。駅前に出るとまだ雨が僅かに降っていたが、傘を差す程でもなかった。途中のコンビニに立ち寄ってから宿にチェックイン。