2018/11/11(日)

東京都美術館

宿をチェックアウトして、今日も上野に移動。駅構内で荷物を預けている間に出遅れたので、ムンク店開催中の東京都美術館に到着したのは会館の15分前。既に長い行列が出来ていたが、係員の誘導で4人ずつの列に組み直したら、結構前の方に進んだりする。チケットは昨日のうちに用意したし、ロッカーやオーディオガイドは利用しないので、二度ほど一時停止しただけで入館はスムーズ。地下の初期作品から鑑賞した後、いよいよ最も有名な「叫び」に対面。立ち止まれない最前列を作るのはよくある誘導方法だけど、絵の隣に大きくない字で解説を付けるのは、うまくないんでないかい。記憶にあるより色使いが鮮やかな感じだったけど、複数ある「叫び」のうち、以前オスロ国立美術館で見た油彩画(1893年)と、今回ムンク美術館から来たテンペラ画(1910年)では細部が異なっているようである。順路に沿って2階の晩年作品まで鑑賞した後、館内のレストランで早めの昼食。特別展会場を出た時も、食事を終えて外に出る時も、ムンク展の待ち時間は「40分」になっていた。

国立西洋美術館

続いて国立西洋美術館のルーベンス展にハシゴ。こちらも事前にチケットを用意していたけど、会館前に行列は出来ていたものの、昼前に行ったら待ち時間はゼロ。ということでやっぱり、ムンク展を先にしておいて正解だった。工房制を取っていたため作品数がとても多いルーベンスだけど、ルーベンスに影響を与えたイタリア・ルネッサンスの作家や、ルーベンスに影響を受けた印象派作家の作品も展示してあって、かなり興味深かった。そのまま常設展に行けば、今回9展目のフェルメール作品ということになるのだけど、先々月に来たばかりなのでパス。

国立新美術館

次の目的地は地下鉄だけで行った方が安いのだけど、JRの構内に荷物を預けたため、山手線で有楽町に移動。そこから地下鉄に乗り換えようとしたら、日比谷改札が閉鎖中だったため銀座口から出たら、一瞬方角が分からなくなる。近くに地図もなかったので、見覚えのある場所まで行って、頭の中の地図と位置合わせする。日比谷線だと下車後の歩く距離が長くなるから千代田線に行こうとしたら、乗車前にそれなりに歩くことになる。乃木坂で下車して出口から直結の国立新美術館へ。とりあえず館内のカフェで休憩しようとしたら、店内は満席だったためバルコニーに見つけた椅子に座る。少し元気を取り戻したところで、本日3つ目となるボナール展。いずれも関西には巡回しないので、今のうちに観ておかないとということで強行したのである。さすがに東山魁夷展まで観る元気はなかったので、六本木駅に向かう。

乗り換えが少ないからと大江戸線を選んだのだけど、当然のことながら駅は地下深く。大門で浅草線に乗り換えたら、ちょうどエアポート特快が来たので、品川から羽田まで途中無停車。空港到着時で前の便に空席があったので、予約を2時間前倒し。後方なら窓際の座席が選べたのだけど、バルクヘッドだったので空弁を食べるのにテーブルを出すのが少し面倒だった。後方だと降機に時間が掛かるのだけど、2時間早い便なので、予定よりもかなり早く帰宅。