2019/01/14(月)

昨日の原生林の肌寒さで風邪を引くのではないかと心配していたが、朝起きても体調は問題なかった。今日も奄美は一日中曇りの予報。雨寄りの天気だったら、名護市街地にある奄美博物館に行くつもりだったけど、どうやら晴寄りだったみたいなので、チェックアウト後は一旦空港入りして、荷物をロッカーに預けて早めの昼食を取る。現在の飲食店はファミレスのみで、地元料理はなかったのでハンバーグを注文。

あやまる岬

空港から北に向かう路線バスは、名瀬市街地から来る系統の続きなのだけど、昨秋から空港以北を分離してワゴン車で運行している。少し遅れて来たバスと接続を取ってから出発。あやまる岬で下車すると空はどんよりと曇っていたが、とりあえず周辺の展望スポットを巡って周囲の写真を撮影。名前からすると“謝る”という字を連想するが、現地の解説文によると、地形が「アヤに織られた手毬」に似ているからとのこと。つまりは“綾毬岬”から変化したということなのかな。「あやまる観光公園」の中にある展望台を訪れた後、一旦海岸に出て景色を眺めた後は、道の途中にあった「あやまるソテツジャングル」へ。救荒作物として利用されたソテツの群落があるのだけど、半分はアダンの群落だったりする。

歴史民俗資料館

続いて岬の近くにある奄美市歴史民俗資料館に行ったら、今日は無料公開日となっていた。名瀬市街地にある奄美博物館からかなり離れた場所にあるが、入口に残る「笠利町歴史民俗資料館」の表示が来歴を物語る。空港のある旧笠利町は旧名瀬市や旧住用町と合併して奄美市となったが、間にある龍郷町は加わらなかったため、飛び地状態になっている。博物館滞在中に天気が回復していたので、あやまる岬に戻って再び展望台を回る。結構高低差があるので階段の上り下りが大変だけど、やっぱり晴れていると海の色が綺麗なので苦労も報われる。公園内で一昨日よりも青色が鮮やかで嘴も白い鳥を見掛けたと思って撮影したけど、後から画像を確認するとやっぱりイソヒヨドリで、光線の加減で違うように見えただけだった。そもそもルリカケスは森林に生息する鳥なので、こんな海辺で見掛けるはずはないのだけど、それでも奄美大島だからとつい期待してしまった。

1時間半後のバスで空港に戻り、ターミナル内で時間調整してから搭乗待合室に進む。帰りの飛行機の窓の外はずっと雲ばかりだったが、九州本土は晴れていたので、霧島連山を見ながら鹿児島空港に到着。今度は外に出ることなく航空会社のラウンジに入り、芋焼酎のお湯割を飲みながら休憩。乗り継ぎ便の機材はボンバルディアDHC-Q400。鹿児島空港で購入した「枕崎 幻の黒豚 鹿籠豚弁当 二層盛り」とタイトルの長い空弁を機内で食べる。紀ノ川流域から奈良盆地上空を経て、ほぼ定刻通りに伊丹に到着。大阪に帰ってくるとやっぱり、それなりに寒い。旅行中は早い時間にシフトしていたので、帰宅後は部屋を暖めてから早めに就寝。