今週末が見頃のようなので、ネットで開花情報を見ながら、これまでにまだ行ったことがない名所を回る計画を立ててから宿を出る。地下鉄から東急田園都市線に乗り継いで、用賀で下車。駅からの遊歩道は、地図で見ると何度も曲がっていたけど、足元に記された百人一首の各句を辿っていけば迷うことはなかった。大通りを渡って砧（きぬた）公園に入ると、手前の方にも幾らか桜があったけど、木の数が多いのは奥の方の芝地周辺。事前情報通り大きな古木が沢山あったけど、地面には所狭しと花見用のブルーシートが広げられている。開花情報では「満開」となっていたけど、まだ一歩手前くらいかな。園内を一通り回ってから駅に戻る。
二子玉川で大井町線に乗り換え、旗の台からは池上線に乗って池上に移動。昼前で空腹になっていたので、とりあえず駅前で目についたマクドに入って早めの食事。駅前から続く参道を歩き、橋を渡った先にあるのが池上本門寺。階段脇の桜はあまり咲いていなかったけど、本堂や五重塔周辺は見頃を迎えていた。朝のうちはまだどんよりと曇っていたけど、ようやく雲の切れ間から青空が見えるようになっている。
池上からはどちらを回っても大差なかったので、今度は蒲田を経由して多摩川線から東横線に乗り継ぎ、中目黒で下車。ホームから目黒川の桜並木が見えているが、ホームドアに近付きすぎないよう注意するたえの係員が配置されていた。駅構内も一部通行規制が掛かっているだけでなく、駅前の横断歩道も右側通行になっていて、歩行者信号が点滅するよりも前から制限する程の混雑。目黒川沿いも当然、芋の子を洗うような人混みだったので、すぐ近くの広場まで往復しただけで駅に戻る。ここも「満開」の情報だったけど、実際は７分咲き程度か。
中目黒が始発の日比谷線に乗って、六本木に出る。ミッドタウン前の桜並木を少し鑑賞してから、国立新美術館に行ったら、隣の大学の敷地にある桜並木も見事に咲いていた。窓口で当日券を買って、ロッカーに荷物を預けてから「トルコ至宝展」を見学。トプカプ宮殿は９年前に訪れているし、国内で類似の展覧会を見たこともあるけど、宝石をふんだんに使った装飾品や、独特のデザインの服飾品など、何度見ても凄いと思う。外に出たらさらに天気が回復していたので、もう一度ミッドタウン前に行って、青空を背景にした桜並木を撮影。
空港入りして搭乗前に空弁を買ったけど、ラウンジで軽く食べてしまったのと、非常口席でテーブルが使いづらかったので、家に帰ってから消費。そして今日失効する期間限定ポイントを使って、通販で書籍を注文。僅か数十円分とはいえ、先月も先々月も期間限定ポイントに気が付かず失効させてしまったので、今月は忘れないうちに。
