2019/05/19(日)

駅前広場の藤

今日の午前中は曇りだけど、午後からは晴れるという予報。普段は大概、開始時刻に合わせて朝食会場に行くのだけど、今朝は団体で混むとのことだったので、少し遅れた時間に行く。宿をチェックアウトして、気仙沼から大船渡線に乗って猊鼻渓に移動。ホームから階段を降りて駅前広場に出ると、長さ20メートル以上ある藤棚がちょうど見頃だった。駅から少し歩いて舟下りの乗船場に向かったら、途中で見かけた栽培種も野生種もフジが花盛りになっている。荷物をロッカーに預け、乗船券を購入して暫く待ってから舟に乗り込む。便宜上「舟下り」と案内しているが、猊鼻渓では流れが緩やかなため、片道ではなく往復乗船となる。

猊鼻渓川下り

「鏡明岩」や「藤岩」などの名所を見ながら進むと、両岸には見上げるような岩壁が続く。途中、チシマゼキショウの一種「ゲイビゼキショウ」が咲いていたので驚く。6月が花の時期と聞いていたのだけど、5月中旬でも見られるとは。30分の乗船の後は、一旦舟を降りて20分間の散策。遊歩道の一番奥には、猊鼻渓の由来となった猊鼻岩があるのだけど、獅子の鼻ってこういう形だったっけ。帰りもフジの花を眺めつつ、元の乗船場に戻ると、ちょうど「POKEMON with YOU トレイン」の黄色い車両が通り掛かる。そういえば大船渡線内の駅名標にもピカチュウがいたっけ。猊鼻渓を訪れるのは、28年ぶりの2回目。船頭のトークは今の時代に合わせた部分もあったけど、「よーぐ考えて(かんがいて)作ったから灌漑用水」という東北ギャグは健在だった。

ずんだ餅カップ

近くの店で鮎の塩焼を食べた後は、列車まで時間があったので、フジを愛でつつ周辺を散策。大船渡線で一ノ関に出て、東北新幹線「やまびこ」に乗り継ぐ。時間に余裕がなかったので、念のため自由席特急券は事前に手配。仙台で下車して駅構内の「ずんだ茶寮」に行ったら10人以上待ちだったのでパスして、仙台空港アクセス線に乗って早めに空港入り。「ずんだ茶寮」の空港店では「ずんだ餅カップ」を売っていたので、代わりに購入して食べる。消費期限は購入後1時間とかなり短い。到着機遅れにより仙台出発が5分遅れたけど、伊丹到着はほぼ定刻通り。大阪の明日の予報が雨というのは変わっていないようである。