2019/06/29(土)

G20の大阪開催により、伊丹空港の警備が強化されていることは知っていたけど、入口が南北ターミナルの1箇所ずつに制限されていたので、普段より大回りすることに。事前に用意していたeチケットの控えを示して入館した後は、優先検査場が普段通り使えたので、そこから先はスムーズだった。今回はプレミアムクラスにアップグレード出来たので、軽食と共にスパークリングワインを注文し、その後はいつものように赤ワイン。

那覇空港

今日の那覇は一日中曇りという予報だったはずが、到着してみると青空が広がっている。まずはゆいレールの2日券を購入し、宿の最寄駅で一旦下車して荷物をロッカーに預けてから、市立病院前に移動。7~8月は特別ダイヤで運転中とのことだったが、月~木も金曜ダイヤに、休日も土曜ダイヤになるということらしい。安謝川の谷を越えて高台の「しむじょう」に行くと、昼前で既に順番待ちになっていた。中に入るのに待つのは初めてだけど、やっぱり夏場は混むのかな。注文したのはいつものセットメニュー。

御内原エリア

午後は首里に出て、暑い中を首里城まで歩く。ちょうど学芸員による「展示解説会」が始まるところだったので、入口付近で少し待ってから参加。同時開催中の企画展「The Ryukyu Red」と「王家の秘宝」の展示品についていろいろと解説を聞く。琉球王朝時代に既にプルシアンブルーが使われていたことを知って驚く。終了後は鎖之間の茶室で休憩してから、展示品を改めてゆっくりと見て回る。混雑していた正殿は何度も来ているのでざっと眺めるだけにして、今回の主目的である「御内原エリア」へ。正殿の裏側にある生活・儀礼の空間で、今年の2月に公開されたばかり。写真などの資料が殆ど残されていないため、一部の建物の外観を復元しただけに過ぎないが、一番奥にある「東のアザナ」に登ると周囲が見渡せるだけでなく、首里城の屋根瓦の連なりも一望出来る。首里城の他のエリアよりも高い場所にあるというのが、「西のアザナ」との大きな違いとなっている。相変わらず天気が良いので、慶良間諸島もはっきり見えている。出口は従来通り北殿側で、正殿の塗り直しが昨年末に完了しているので、青空に映える鮮やかな赤の建物を御庭から撮影。

サガリバナ

美栄橋に戻って、荷物を取り出して宿にチェックイン。夕食はコンビニで軽く済ませてから、再びゆいレールに乗って首里へ。首里城の南側に向かって歩き、崎山町のサガリバナ並木を再訪。年に2日だけ開催する「さがり花鑑賞の夕べ」の初日で、午後7時半から2時間、車両通行止めにして街路樹に照明を点灯。夕方に咲き始めて翌朝散る一日花だけど、最盛期にはまとまって咲くので、木によっては花のカーテンのようになっている。中には到着時に咲き始めた花があって、時間を追って観察していると、蕾の中から雄しべが徐々に出て来て膨らむ様は、まるで蝶の羽化を見ているかのよう。日の入りごろからすっかり暗くなるまでの30分近く滞在してから、会場を後にする。