2019/07/14(日)

寝るのが遅かった時に限って早めに目が覚めたけど、寝直すのも難しそうだったのでそのまま行動開始。朝食会場の混雑が予告されていたけど、団体客がいないせいかそれ程でもなかった。今日の午前中は雨の予報だったけど、既にピークは過ぎていて小雨になっていたので、予定通り遠出からのスタート。地下鉄を乗り継いで小竹向原に出て、西武の快速急行に乗り換えて石神井公園で下車。改札を出ても案内図がなかったけど、大体覚えていた方角に歩き出す。途中で住居表示地図があったので、道を間違えていたにことを確認。

石神井公園

石神井公園の西側に到着したけど、園内に入っても案内図が見当たらないため、なかなか三宝寺池にたどり着かない。恐らくこちらだろうと雰囲気から判断して半ば泥濘んだ道を降りたら目の前に水面が広がったけど、睡蓮が見当たらない。遊歩道に沿ってほぼ一周して、ようやく東側の入口付近に群落を見付ける。確かに睡蓮は咲いていたけど、周辺部が中心で、しかも岸から遠い側ばかり。なんとか望遠側で撮影したのは、白い花と少し赤みがかった花。近くにはハンゲショウ(半夏生)の群落もあった。小雨が降り続いていて他に見たいものもなかったので、三宝寺池と石神井池を隔てる道路から住宅街を通って駅に戻る。駅の正面口や公園のバス停付近には案内図があったので、どうやら少しでも近道をしようと裏口を辿ったせいで、案内が見当たらない状態になっていただけのようである。

国立西洋美術館

帰りは西武池袋に出て、地下鉄を乗り継いで三越前に移動。「フォートナム・メイソン」でサンドイッチを食べてから、茶葉を少し購入。午後は上野に出て、国立西洋美術館で「松方コレクション展」。入場制限は掛かっていなかったものの、チケット窓口に行列が出来ていて20分待ち。事前にコンビニで用意しておけばよかったと思っても後の祭り。今更雨の中コンビニに買いにっても面倒なだけなので、そのまま列に並ぶ。展示場内も混雑は激しくなかったので、比較的スムーズに一通り鑑賞出来た。国立西洋美術館がフランスから返還された「松方コレクション」が始まりというのは知っていたけど、本来のコレクションはもっと膨大だったらしく、大半は日本に送られて売却された一方、イギリスに保管していたものは火災で焼失。そしてフランスに残っていたものは戦時中接収され、戦後に一部を除き返還されたとのこと。今回の展示では、国内外に残る旧コレクションの一部も参集している。フランスで再発見されたモネの「睡蓮、柳の反映」は破損が激しく一部分しか残っていなかったが、オリジナルには可能な限りの修復を行なうと同時に、昔の写真とAIによる全体像のデジタル復元も行われていた。特別展の後は常設展にも行ったが、数多くの作品が特別展に行っている状況ではどうなっているのだろうと思ったら、常設展会場内で海外美術館収蔵品の特別展を開催していた。

予想よりも長く美術館に滞在したので、早めに宿に引き上げて、ネットの記事やストリーミングをチェック。夕食はコンビニの軽食で済ませる。