2019/10/22(火)

野底岳より

今日もずっと晴れの予報で、上原便や波照間便は久しぶりに全便運航予定となっている。宿をチェックアウトした後は、迎えの車に乗って石垣島北部を目指す。山道に入って野底岳(マーペー)の登山口で下車。麓の登山口から歩き始めるコースもあるのだけど、車でショートカット出来るならあえて苦労する必要もないだろう。森の中の登山道は、すっかり乾いていたけど、若干急な場所や滑りやすい場所もあるので、やはり慎重に歩く。20分程で山頂に到着すると、岩場からは360度の展望が得られる。石垣島の最高峰である於茂登岳に比べると標高は約半分の280mだが、独立峰なので眺めは抜群。雲が殆どない青空で、暑すぎもせず風も穏やか。緑の島とそれを取り巻く色とりどりの海が美しい。天気が良いので西表の山並みまではっきりと確認出来るが、竹富島や黒島は於茂登岳に隠されている。その昔、黒島から野底村に強制移住させられたマーペーという娘が、引き離された恋人のいる黒島を一目見ようとして叶わず山頂の岩になったという伝説から、山にはマーペーという別名がある。玉取崎の展望台が見えていたが、向こうからは屋根に登らないと見えないらしい。

船越漁港

山頂で話題が出たついでということで、山を降りた後は平久保半島の付け根の船越(ふなくやー)に立ち寄る。昔は船を300メートル足らずの距離を担いで、細長い半島をショートカットしていたということだが、現在でも年に一度、祭りの日に船を担いでいるのだとか。県道沿いに置いてあるその船体を見た後、太平洋側のビーチから東シナ海側の漁港まで横断して、陸地の狭さを体感。荷物は全部持って来ていたので、帰りは空港で下ろして貰う。早めに昼食を取って、屋上デッキに行った後は、ターミナル内のベンチに座って文庫本を読んで過ごす。搭乗時間が近付いたところで、スタバでマフィンとカフェラテしてから保安検査に進む。

多良間島

定刻より少し遅れて石垣を出発。途中で上空から、多良間島や池間島を確認。本島付近は天気がやや不安定だったようで、着陸前に軽いタービュランス。那覇空港に到着して、ラウンジで軽く食べて休憩してから乗り継ぎ便に搭乗。さすがに疲れが出たのか、機内で少し仮眠。下界は雲の下で日も暮れたので、到着まで殆どの時間を読書に充てる。伊丹到着後は荷物が多いのでタクシーに乗ろうかと考えたけど、駅前で買い物があることを思い出して、モノレール&阪急で帰宅。出掛ける前に予約し損ねた番組録画もぎりぎり間に合う。