2020/08/15(土)

ラバーダック

朝から梅田に出て、いつもの阪急献血ルームで135回目の献血。終了後はいつものようにロンティーでブランチしてから、堂島で散髪を済ませる。そのまま地下街を端まで行って、猛暑の屋外に出て四つ橋筋沿いに京阪中之島線の渡辺橋まで歩く。前の列車が出たところだったので、ホームで暫く待ってから各停に乗る。3つ目の天満橋で下車して、西改札から出て再び晴雨兼用傘を差していざ猛暑の中へ。すぐ目の前が大川の八軒屋浜船着場で、目当ての巨大アヒルは探すまでもなく西側に見えていた。オランダのフロレンティン・ホフマンによるパブリックアートの「ラバー・ダック」で、日本には10回以上来ているが(その大半が大阪)、実物を見るのは今回が初めてとなる。8月一杯の展示と聞いて、暑い中やって来たのである。なんでも八軒屋浜が日本初上陸の地で、ここに戻って来るのは11年ぶり。今回は「漂えど沈まず(Fluctuat nec mergitur)」の標語が掲示されていた。何度か耳にしたことがあるけど、後から調べてみたらパリ市の標語で、元は船乗りの言葉だったのだとか。それにしても真っ青な夏空に、黄色い巨体の映えること。とにかく暑いので一通り写真を撮った後は、さっさと引き上げる。

一粒の光

帰りは大江橋で降りて、中之島ガーデンブリッジの北側にある堂島米市場跡を訪れる。ここには一昨年設置された、巨大な米粒のモニュメントがあって、それを見るのが目的だったりする。さっきのアヒルに続く“巨大シリーズ”ということで。実は安藤忠雄作で「一粒の光」という題名が付いている。ここから最寄りの地下街であるドーチカの端まで歩けば、再び空調の世界に戻れる。地下街経由で梅田大丸に入って、上階の東急ハンズで製菓用品をまとめ買い。大阪駅の北側は地下街が少ないので、仕方なく屋外を通って茶屋町に向かう。さすがに献血の後に炎天下を歩くと水分不足になるので、途中のコンビニで水を調達。輸入食品店でオリーブの缶詰やレシュティと一緒に、「スペイン風オムレツの素」を買おうと思ったら見当たらない。店員に聞いてみたところ、何かのフェアの際にしか入荷しないとのこと。帰りの阪急は窓を開けながら走っていたので、全車弱冷房状態だったが、それでも外よりはましである。

池田駅前のスーパーで買い物をした後、店を出た直後に玉ネギを買い忘れたことに気付いたが、生鮮食品に優しくない猛暑だったので、一旦帰宅して冷蔵庫に入れてから自転車で出直す。ついでに他の買い置き用の品と一緒に、目についた巨峰を衝動買い。最近は皮ごと食べられることを売りにした品種や、巨峰でも種無しバージョンがあるみたいだけど、昔ながらの種子あり巨峰じゃないとかえって物足りなく感じるのである。