2022/07/05(火)

「祇園」という地名は、インドにある釈迦在世の精舎(寺院)の一つ「祇園精舎」に由来するのだけど、「祇園」そのものは何を意味するのかと調べてみたら、「祇園精舎」は「祇樹給孤独園精舎」の略で、「祇樹」は“ジェータ太子の森”、「給孤独」は“身寄りのない者に施しをする”の意味らしい。慈善家のスダッタ(須達多)が、ジェータ(祇陀)太子の森を購入して、精舎を釈迦に寄付したため、この名前になったとのこと。あえて直訳すると“ジェータ園”になるのだろうか。因みに京都の「祇園」という地名は、祇園精舎の守護神とされる牛頭大王(日本の神仏習合の神)を祀る「祇園社」(後の神仏分離で「八坂神社」と改名)に由来するのだとか。