2023/04/01(土)

スペイン語には歴史的経緯からアラビア語由来の単語が多いが、名詞では"algodón"(綿)、"alcázar"(城)など、語頭にアラビア語の定冠詞"al"を残しているものが多い。アラビア語に由来する単語の中には、"azúcar"(砂糖)、"atún"(マグロ)のように定冠詞部分が"a"になっているものもある〜という解説を読んで、もしかしてアラビア語の月文字(定冠詞の子音が変化しない)と太陽文字(定冠詞の子音が同化する)の違いを反映しているのでは、と思って調べたらその通りだったようである。

英語の"alchemy"(錬金術)は、アラビア語の"al-kimiya"が中世ラテン語、古フランス語を経由して入ってきたものだけど、さらにその元は古典ギリシャ語の"khemeia"になるらしい。"ch"という綴りはギリシャ語っぽいので、一瞬「語源的綴り字」なのかと思ったけど、単に古フランス語の段階で音変化が起こっただけのことなのだろうか。その辺りは調べてみても分からなかった。

アフタヌーンティー

月が変わったけど、今年3回目となるアフタヌーンティー。タルトを解凍したら、ブルーベリーの実が破裂したので驚く。どうやら加熱によって、かなり膨張してしまうようである。