1999/09/05-10

「第4回欧州触媒会議」に出席。

  • [リミニ]イタリア北部のエミリア・ロマーニャ州に属し、州都ボローニャから東方約100キロのアドリア海岸に位置する。日本では名前すら知られていないが、「ヨーロッパのマイアミ」の異名を持つ観光都市。海岸付近には多くのホテルや商店が建ち並び、夜遅くまで人通りが絶えない。なお駅から内陸側が旧市街で、ローマ帝国時代の遺跡も残っている。
  • [言語]地元の人は勿論イタリア語を話すが、観光都市ゆえ英語・ドイツ語・フランス語も街を飛び交う。大概の場所で英語が通じたが、たまにダメなことも。出発前に少しばかりかじっておいたので、可能な限りイタリア語で頑張ってみる。事前に辞書で単語を調べておけば、簡単な買い物程度ならなんとかなったが、注文したものが品切れだったり、複雑なことを話しかけられた途端に崩壊。コーヒーも英語で注文したら通常サイズのが出て来るのに対して、イタリア語で注文したら、エスプレッソがデフォルトだった^^;
  • [通貨]滞在時のレートは、1,000リラ=60円。両替すると100,000札が出てきたりするので、なんだか急に金持ちになった気分。同僚は敢えて単位を「円」にして、“今夜の食事は3万円”と社長気分に浸っていた(^o^) さすがにほとんどの値段は1,000リラ単位で、コインの出番は両替・鉄道切符・電話ぐらいしかなかった。なお持参したトラベラーズチェックは、手数料節約のためユーロ建てにしたのであるが、どうやら気が早すぎたようで、中には換金を断る銀行もあった。
  • [料理]そこはやはりイタリアのこと、どの店で食べても美味だった。ピザのチーズもトマトソースも、日本で食べるものに比べてかなりあっさりしていた。最初メニューに書いてある前菜・主菜・副菜等を、必ず一通り注文しなければならないのかと勘違いしていたが、主菜とサラダだけでもかなりの分量であった。
  • 国鉄]機関車に牽引された長編成客車が、幹線でも1時間に2~3本しか走っていなくて、客室も1等と2等の混合編成がほとんど(コンパートメントが基本)。日本の旧国鉄の往時もこんな感じだったのかな。とまれ駅が活動していて、その周りに人が集まって来るという状況を見るとなんとなく安心。なにせ去年訪れたテキサス州ダラスの中央駅では、路面電車こそをひっきりなしに発着していたものの、アムトラックの旅客列車はなんと週に1往復だけだったのだから。