2000/05/06(土)

そして今日のというか今回の“ターゲット”は岩泉線。全線通し運転は1日3往復。山田線・釜石線とセットで乗りつぶすだけで、ほぼ一日仕事(?)である。それでも時刻表とにらめっこした結果、小本周りでバスに乗れば竜泉洞にも立ち寄れることが判明。この区間のバスは周遊きっぷで乗れることだし、ちょうど三陸鉄道はレトロ調列車「サーモン」号に乗れるし―えっ、大雨のため竜泉洞閉鎖中で公開は新洞のみだって!? う~ん、確かにここいらの川は軒並み増水していたけれど、宮古駅でそれを知ったところで、旅程を変更しても他に行くところもないし、新洞だけでもいいから行ってみるか。

うっ、ものすごい水量。見学コースは秋芳洞と同じく、洞内を流れる川が外に出るところから入ることになっているのだが、恐ろしいばかりの勢いで流れ出しており、入り口から10メートルばかり行ったところは既に水の中。見学コース入り口付近と出口側の第3地底湖のみを無料公開していたが、透明度を誇るはずの地底湖も時ならぬ増水で濁っていた。

新洞の方は内部で学術的な展示も行っていて、こちらは通常どおりの公開で、共通料金1,000円のところを半額サービス。「鍾乳洞保護のため、石には手を触れないで下さい」との注意書きは至極尤もであるが、世界各地の洞窟壁画の模写なんか描いちゃってたりするし^^;

バスで岩泉まで出て、列車の発車まで1時間と少し。駅周辺を“念入り”に撮影してから、単行列車に乗り込む。地元の高校生達に混じって、「鉄」い人々が約半分。今朝、釜石駅で見かけた人もいたけど、ほぼ同じコースだったのね。茂市で山田線盛岡ゆき“最終列車”に乗り換え、盛岡到着は9時少し前。