2000/10/22(日)

飛行機は遅めの便しか取れなかったので、列車で一旦ジュネーヴ空港に出て、荷物を預けてから少し市内散策。ジュネーヴは朝から霧が垂れ込め、街の象徴の大噴水も、間近に行かなければどこにあるのかさえ分からないほど。イタリア方面への鉄道は相変わらず不通の模様。

空港に戻り、かなり早めにゲートに入ったが、チューリッヒゆきはどうやら機体が到着さえしていなくて、1時間以上遅れる模様とのアナウンス。現地での乗り継ぎ時間が1時間半しかないのに大丈夫だろうか。「チューリッヒからあーたらゆきへお乗り継ぎのお客様は、至急係員にお申し出下さい」のアナウンスが続くが、一応トリノゆきは該当していないようだ。それでも心配になってカウンタで尋ねたら、「ノープロブレム」とのこと。機体もなんとか到着したようだし、少しくらいなら待っていてくれるのだろう。旅客流動もちゃんとコンピュータ管理されてるはずだし...

わずか1時間でチューリッヒに到着。ぎりぎりトリノ便の離陸時刻。一応念のため降り口で待機していた係員に尋ねてみると、「その便は出ました」「出ちまっただとぉ!」思わず叫び声がホールに響く。「えーっ、ジュネーヴ空港では大丈夫と言ってたのに」「それなら搭乗口に行ってみてください」 猛ダッシュで駆け抜けた旅客ターミナル。しかし搭乗口には誰もいない(T_T) 仕方なく乗り継ぎ窓口に並んで、代替便に振り替えてもらったが、出発予定は4時間半後(T_T)(T_T)(T_T) 一日一本の長距離便ならともかく、後続便がある路線の乗客一人を一々待ってはいられないということなのだらうか。あるいは、もしかしてもしかしたら後続便があるから「ノープロブレム」ちゅうことだったのだらうか(泣) まぁ、今日中に乗れるだけでも幸運だということにしておこう...

空港内で夕食を取り、待合室で持参の本を読んで過ごす。軒並み遅れが出ている中、トリノゆき最終便は予定通りの搭乗案内。着席してベルトを締め、やれやれ、これでやっとトリノへ行けるのか、と思いきや、離陸の順番待ちのため、この場で1時間待機とのアナウンス(号泣) あらら、スチュワード食ってかかってるイタリアのおぢさまも..... どうにかそれ以上待たされることもなく離陸すると、わずか1時間の飛行で深夜のトリノに到着。結局チューリッヒ空港での足止めは5時間半で、チェックインから当所の予定到着時刻までの5時間半と合わせて11時間。因みにローザンヌ~トリノ間は列車でも5時間しか掛からない距離だが、不通だったからには仕方がない。因みにチューリッヒ空港の混乱は、濃霧のせいだったらしい。真夜中になってしまったが、何はともあれ無事に宿に到着。