2001/05/04(金)

朝食は簡易コンロでハムエッグ。ううっ、やっぱりウェルダンになってしまった...

北陸線上り普通列車で高岡に出て、城端線で砺波へ。車内は御同輩が多いようだ。そう、春の砺波といえば、チューリップ。ゴールデンウィークの頃には既に、チューリップ畑の花は球根を肥大させるため軒並み摘まれているということを、7年前に来た時に学習済みだったので、まっしぐらに駅から徒歩10分の観光用のチューリップ公園へ。途中の歩道が整備されていて、マロニエの並木が開花していた。が、とにかくチューリップ(^o^;)

前回は入ってすぐの所に花びらを集めて作った巨大絵画が萎れていたが(^_^;)、今回はコンテナを並べて林床花壇風に仕立てて、地平の花壇と併せてさらに豪華。八重・一重、単色・複色、赤・白・黄色に紫・橙。天気も回復していたので、集団も見事だったが、白色の花びらが光り輝き、暗紫色の花びらがビロードのように産毛が光るのもまた美し。展望台は相変わらずの混雑。あ、地上絵がポケ○ン風になっている? 途中でリバーサルフィルムが尽きたので、ネガフィルムに交換。ここ最近の改良で、ネガでもかなり発色は良くなっているから、きっとそれなりに撮れているだろう。リバーサルでは露出や構図をそれなりに考えていたが、もう時間がないからほとんどカメラ任せで撮りまくる。

わずか1時間足らずの滞在で、大慌てで駅に引き返す。これ列車を逃したら次は2時間後。名残り惜しく撮影したため、かなりきわどい時間。猛ダッシュで駅前広場に駆け込み、悪夢のような橋上駅舎の階段を駈け上ってホームに転がり込む。最後は走ることさえ出来なくなったので、駆け込み乗車にはならなかったということにしておこう(激汗) 何はともあれ間に合ったが、滝のような汗は高岡まで止まらなかった。

駅前から13年ぶりに加越能鉄道に乗ろうとしたら、終点の越ノ潟ゆきが目の前を発車。やむなく駅に戻ってファーストフードで少し早い昼食。気を取り直して30分後の電車に乗り込む。遠からず第3セクター化されるので、いずれまた乗りに来なければならないのだが、「加越能鉄道」として乗れるのは今のうち。市街地の併用区間もほとんど単線で、途中六道寺から専用軌道。新湊の市役所をかすめ、海王丸の側を過ぎれば、終点の越ノ潟。そのまま引き返すのも何なので、県営の渡し船(無料)に乗って対岸に渡り、そこから富山駅ゆきのバスに~と時刻表を見たら、30分後だった(;_;) 加越能電車と渡し船は毎時2本だから、2分の1の確率でハズレ。仕方がないので、海でも見ながら時間をつぶす。

行程の半分以上は貸し切り状態だったが、途中からぼつぼつ乗客が増えてゆく。その一人と運転手との会話で「が」を多用する富山弁を久しぶりに聞く。呉羽山公園の下を過ぎたところで、富山大学前で下車。ここから富山地鉄の市内軌道線に乗り換え。富山駅前までの区間は13年前にも乗っているのだが、久しぶりに乗ってみたくなったのである。丁度来たのは新型のインバーター車。そのまま終点の南富山駅前まで乗り通して、鉄道線の接続は~と確認したら数十分先だったので、そのまま数分間隔で頻発している軌道線で富山駅前に引き返す。次の岩峅(いわくら)寺ゆきは~と時刻表を見上げたら、ちょうど出たばかりで次は1時間後。わずかな差の積み重ねで、結局2時間近くをロスしたことになるのか(;_;)

駅ビルで時間をつぶしてから駅に戻り、寺田経由の立山ゆきに乗車。そのまま終点まで行っても暗くなるまでに富山市内に戻って来れたのだが、だいぶ疲れていたのと、どのみちいつかは立山黒部アルペンルートのために来直すつもりなので、楽しみを将来に取っておくということで、岩峅寺で不二越・上滝線に乗り換えて、富山にとんぼ返り。残念ながら車両は先程見掛けた元京阪特急ではなかった。

宿に早々に戻り、付属の温水プールを利用。泳ぐのは2年ぶりぐらいで、しかも午前中の猛ダッシュもこたえたのか、100メートルを4本泳いだだけでバテバテ(@_@)