2002/09/07(土)

飛行機は夜8時だったので、とりあえず空港で荷物を預けてから観光することに。宿をチェックアウトしてから、ピガール広場に出て地下鉄2号線に乗り、途中で4号線に乗り換えて北駅改札直下の駅へ。今日も一日乗車券を使うつもりだったけれど、空港連絡路線には使えないという注意書きを昨夜発見したので、個別に乗車券を購入することに。自動券売機もあったけれど、コインかカードしか受け付けないので、札を使うために窓口で購入。

地下ホームに降りてRER線に乗ると、列車は満員。途中駅を通過する快速タイプで、空港の一つ手前の見本市駅にのみ停車。そこでほとんどの人が降りる。何かイベントがあったのかな。降りる客に道を譲るため一旦ホームに降りると、同じく空港に向かう雰囲気の東洋人から話しかけられた。が、中国語? あるいは他の東洋系の言葉か、もしかしたら訛りのきつい英語だったのか。とりあえず降車駅の確認をしたいのだろうと判断して、「空港は次だべさ~」と英語で言ったら「オーケー、さんきゅぅ」だったのでアタリだったみたい。

空港駅からターミナルまではシャトルバス(無料)が連絡。さてと手荷物預かり所をとターミナルで探したけれど、見付からない。たまたま小さい方のターミナルだからであって、大きい方に行けばあるかも~と勝手な期待をして行っても万一なかったら困るので、案内所で確認。そしたら、保安のため手荷物は預からないとのこと。うーむ、こんなところにもテロの影響が...

電車賃と時間を損しちまったぜと思いながらも、仕方がないのでそのまま荷物を持って市内に引き返す。北駅の地下にコインロッカーがあったので行ってみたら、ここも入口で手荷物検査。ロッカーに鍵は付いていなくて、コインを入れたら感熱紙に暗証番号がプリントアウトされる仕組み。北駅からRERを乗り継ぎ、ヴェルサーユ・リヴ・ゴーシュ(Versailles Rive Gauche)駅へ。ここから歩いてすぐの所にあるのがベルサイユ宮殿(Ch âteau de Versaille)。通常の美術館だと蒐集品を所狭しと展示しているけれど、ここはそこにある建物と調度品だけで一貫した豪華さが表れている。地下の喫茶室で昼食を取ってから、庭園を見学。ガイドブックには無料と書いてあったけれど、入場券が必要になっていた(5ユーロ)。城のすぐそばから遠方まで広がる花壇と並木が織りなす幾何学庭園は見事としか言いようがない。足が疲れていたし、あまり時間がなかったので、適当なところで切り上げて駅に戻る。バラは咲いていなかったので、「ベルサイユのバラ」な写真は撮影出来なかった(笑)

北駅で荷物を取り出してから、再び空港へ。搭乗手続きを済ませば、免税店で買い物。うーん、カード払いを優先していたら、結構現金が残ってしまった。機内に入って出発を待っていると、外の様子が何か変。おや?と見てみると凄い雨。これがイギリスも含め、滞在中で最初の雨だったりする(^o^;)

どうせ機内食が出るのだからとあまり食べていなかったら、かなりの空腹感。最初に供されたスナック菓子で人心地ついたら、「加熱器具の都合上、夕食の代わりに軽いお食事をお持ちします。夕食は到着前にお持ちする予定です」 なんやて~! まぁ、それなりの量があったし、少な目だったから仮眠の妨げにもならなかったのかも。こちらは従来機材なので、映画も2本を連続上映するのみ。どちらも特に興味はなかったので、前半は眠り、後半はぼーっとして過ごす。