2003/09/27(土)

宿を出てタクシーでパスコ・トライシティー空港へ。因みに名前の由来はパスコ、リッチランド、ケネウィックという3つの町(Tricity)の玄関となっていることによる。カウンターでスルー・チェックインしようとしたら、乗り継ぎ便に空席がないとのこと。え~~~っ。オーバーブッキングかいな。とりあえずこの空港ではスタンバイ券を貰う以上のことは出来ないので、そのまま搭乗ゲートへ。小さな空港だろうと、やはりセキュリティーチェックは厳しい。セキュリティーエリア内に洗面所がなかったので、一旦外に出てから再びセキュリティーチェック(^^;

シアトルに戻る便はほぼ満席。到着後、何はさておきカウンターに向かう。事情を話して調べて貰ったところ、幸い一つ前の便に空席があったので、そちらに振り替えてもらう。日本で予約を入れた時にはそちらの方が満席だったので、シアトルで3時間待ちになる予定だったのが、1時間半に短縮されることに。一時はシアトル泊も覚悟していたのだが、結果的にとてもラッキーだった(^o^) 安心したところで昼食を取り、同型機に搭乗してわずか50分で隣国カナダのバンクーバーに到着。入国審査・税関とも米国よりは緩めだったけど、搭乗前に配られた「健康自己チェックシート」が半年前にこの国が見舞われた災難を物語る。搭乗便が早くなったので、ロストラゲージも覚悟の上だったのだけど、荷物もちゃんと一緒に運ばれて来ていた(^o^)

ターミナルから乗ったタクシーの運転手は、“ニホンゴワスレチャッタ”と言うどう見ても西洋系の自称日本人(笑) シアトルでは街の風景がどうしても無機質に感じられたが、バンクーバーの街並みは瀟洒である。近くとはいえ国が違うとこうも違うものなのだろうか。宿泊先はヨーロピアンスタイルのホテル。エレベーターがないので荷物を3階まで担ぎ上げた(^^; 荷解きをしたところで、さすがに疲れたので仮眠。夕方前に宿を出て、周辺を散策。ダウンタウン西部は約2キロ四方の半島になっているので、十数分も歩けばすぐに海岸に出る。イングリッシュ・ベイは西に開けた海岸で、土曜日とあって行楽客が沢山。きっと夕陽が綺麗なのだろうな。再び中心部に戻って、夕食の場所を探す。なんとなくイタリアンな気分(?)だったので、ガイドブックで近くの店を探して入ってみたら、大当たりだった。ハンノキの薪を使った竈料理が名物で、ワインリストだけで20ページ以上。ここブリティッシュ・コロンビア州も、ワインの産地ということで、折角だからと地元のワインを注文。決して安くはない店だったけど、値段に十分見合う料理だった(^o^)