気圧の谷が通過するため、八重山地方は天気が崩れるという予報だったが、曇りというだけで日中は雨が降らないようなので一安心。宿に届けられた自転車に乗って、観光開始。まずは昨日は逆光がまぶしかった西崎を再訪してから、島南部に向かう。途中、牧場を通るので、牛馬を通れなくするための「テキサスゲート（細い溝が平行に幾つも掘ってある）」を通り越す。自動車は減速することになるが、自転車だと不安なので押して歩く。アダン群落と青い海を眺めつつ、時折、撮影のために立ち止まる。陸上観光の時間が増えたから、いつものように慌てて回る必要もないから、のんびりと。折角デジカメに変えたのだから、フィルムの残りを気にする必要もないしね。
午前10時過ぎ、島南部の比川（ひがわ）に到着。集落のはずれ、海に面したところに「Dr.コトー診療所」のドラマの撮影に使われた、「志木那島診療所」のセットが建っている。“再び撮影に使う予定なので立入・落書禁止”とテレビ局の立て札があったので、続編に期待してもいいのだろうか(^_^) 古びた建物に見えるように手を加えたと聞いていたが、本当にずっと昔からそこにあるような佇まい。入口近くに置いてあるアイテムも、ドラマのままだ～
比川を後に、島北部を目指す。そこそこ起伏がある島なので、ちょっとした山越えコース。変速自転車ではないので、急な登りは押して歩く。昼前に最大の集落・祖納（そない）に到着。一番最初に目に飛び込んだ店で、「与那国そば」を注文。刺身と小鉢が付いて、税込み500円はとてもお得。集落内を巡ってから、祖納を見下ろす巨石「ティンダハナタ」に登る。ずっと自転車を押すことになったが、帰りは楽になるもんね。途中から遊歩道に入る。ティンダハナタの上に登るのかと思ったら、遊歩道は巨石の下部に穿たれている。ここからは集落が一望出来る。夕景が素晴らしいそうだが、今日は曇りだし、時間も早すぎるので、そのまますぐに引き返す。帰りは空港そばを通る比較的平坦な道。といってもそれなりに起伏がある。明日も自転車だから、あまり無理も出来ないので、ゆっくり宿に戻る。
夕食まで間があったので、部屋にこもって画像の吸い出し。う～みゅ、部屋に電話がないし、公衆電話も近くにないので携帯経由でメールをチェックしてみるが、なんだかうまく繋がらない模様。食後はしっかりストレッチしてから、さっさと寝ようと思ったら、近くのスナックのカラオケが真夜中まで続いたりする(T_T)
