宿を早めに出て、離島桟橋へ。乗り込んだ船は少し小ぶりで、団体などでほぼ満席状態。竹富、小浜、鳩間、バラスの各島を眺めながら、西表島北部の上原港に到着。ここからツアーのマイクロバスに乗り換えて、浦内川の乗船場へ。前回は仲間川の方を観光したので、今回はもう一方の沖縄県下最長の川を上ることに。ただしこちらの方が乗船時間は短い。マングローブやアダンを見ながら川を遡上。フトモモの花や木本シダの新芽を見るのは今回が初めて。程なく軍艦岩に到着して下船。ここからひたすら山道を歩く。
一週間前の長期予報では「雨」だったのが、気合いで途中から「晴」に変わったらその通りになったし、山道は木々に覆われていたので非常に歩きやすかった。サキシマスオウノキやツルアダンを見ながら30分程で展望台に到着。おぉ、あれがマリウドの滝かぁ。原生林の間にぽっかりと出現した巨大な滝壺に流れ落ちる2段の滝。通常なら次はマリウドの滝のそばまで行くところだが、混雑を避けてさらに上流へ直行。しばらく歩くとカンビレーの滝に到着。こちらは岩肌を幅広く覆うように流れている。う~ん、壮大な景色だ。真っ赤なサキシマツツジも咲いている。帰りはマリウドの滝に立ち寄ってから、展望台にももう一度。余裕を取った行程とはいえ、最後は少し早足で歩いて集合時間の3分前に軍艦岩に到着。帰りは違う船になっていた。
河口近くの乗船場まで戻り、徒歩で昼食場所へ。途中見事なデイゴの樹があった。葉に先立って深紅の花が満開。団体大入りで少し待たされたが、沖縄料理の折詰弁当で昼食。再びバスに乗ってツアーを続行。次に訪れたのは近場の星砂の浜。ここの海もかなり綺麗で、空の青とアダンの緑と相まってとても鮮やか。乗り合わせた人から近くにカンムリワシがいると聞いたので、慌てて見に行く。十本くらいある電柱のどれかに止まっているとのことだったが、目をこらせば果たして見付かった。確かに頭が冠の形をしているように見える。
集合時間が来たのでバスに戻り、一路東へ。さすがに疲れが出たのか眠りに落ちたところで気が付けば由布島対岸に到着。水牛車にゆられるのも一年ぶり。前回は4島巡りのハードなツアーであまり時間がなかったが、今回は比較的余裕があるので島内をゆっくり回る。メラネシア館を見学したり、島の北端まで行ったり。小浜島を正面に見るヨナラ水道は、向こうからの眺めの方が美しかったかも(^^;
再び水牛車で西表に戻り、大原港まででバスの旅は終わり。帰りは大きめの船で石垣へ。夕食は八重山そばとゴーヤーチャンプルーの定番メニューだったが、リーズナブルで美味な店だった。明日の長期予報も雨から曇り時々晴に変わっていたが、直前になって今夜から雨の予報に急変。でも明朝には雨も上がるとのことだったので、安心して就寝。