2004/04/18(日)

宿を出て荷物をロッカーに預けて、離島桟橋へ。今回の最大の目的地である黒島ゆきの船に乗る。今朝の海は白波立ち、石西礁湖内といえどかなり揺れる。てゆーかベルト着用サインが出るほどのタービュランスだが、船内座席にはシートベルトがなかったので、手摺りに掴まるしかない。去年波照間に行った時もこのくらい揺れていたけど外海経由だったから、今日のあちらはもっと揺れているのかも。うーん、5分くらい到着が遅れても構わないから、もそっとスピード落としてたもれ~(^o^;)

テッポウユリ

ほぼ所定通りに黒島到着(笑) これで八重山の主要な島には一通り上陸したことになる。島は目も覚めるような鮮やかな色の海に囲まれている。予約していたレンタサイクルは桟橋前からの乗車。同じく自転車で走り回った波照間や与那国とは違い、黒島はいたって平坦な島。人よりも牛が多いと言われるだけあって、島内各地には牛が放牧されている。伊古桟橋、仲盛御嶽、黒島灯台をのんびり巡る。ガイドブックの通り灯台近くにはテッポウユリが咲いていた。原種でも非常に豪華なのが日本のユリ。珊瑚海岸に低い草丈で細々と見事な花を咲かせていた。

島の中心に一旦戻ってから、天望台、仲本海岸と回って、島内唯一の食事どころで昼食。乗船までの残り時間も少なくなってきたところで、プズマリ(石積みの見張り台)を下から見上げただけで、港に戻り、周辺散策をしてから自転車を返却。待合室で少し休んだらもう乗船時間。確認したところ残念ながら今日は竹富経由ではなかったので、一旦石垣に戻る。臨時寄港は恐らく両島巡りのツアーが開催される時のみのことなのだろう。天候の回復を反映してか、帰りはほとんど揺れなかった。

なごみの塔より

再び石垣の離島桟橋から船に乗って、対岸の竹富島へ。今回で3度目になるが、石垣から近いこともあって、毎回訪れたくなるのが竹富。今度は徒歩で島の中心部の集落に向かう。今日は一日中曇りの予報だったのに、なんだか恐ろしく天気が良くなっている。てゆーかこれは快晴なのでわ(^^; まずは定番の定員一名の展望台「なごみの塔」へ。相変わらず足が竦むが赤瓦屋根の眺めは抜群。そーいえば今回の旅ではやたらと関西アクセントを耳にする。

それにしても暑い。腕が陽射しで灼けつくような感じがする。7月に訪れた時も天気は良かったが、ここまで太陽光線を意識しなかったということは、春の方が紫外線が強いってことなのかな。たびたび出会う水牛車をやり過ごしながら集落内を彷徨い、北桟橋へ。その昔、西表まで耕作をしに出掛けるのに使っていたのだとか。帰りにさんご館に立ち寄ってから、港に戻る。あれっ、次の船はどこから出るのだろう。定期船やツアー船やチャーター船も混ざってどれがどれやら。結局、西表からの経由便の大型船だと教えてもらって、無事にタイムリミットより1つ早い便に乗り込むことが出来た。

空港連絡バスまで時間があったので、以前から気になっていた「メームイ」でお茶する。カマンベールチーズケーキが文字通り本当にとろけていて、とーても美味だった(^o^) 荷物を取り出してからバスに乗り、石垣空港へ。小さな空港なので出発30分前の到着でも慌ただしく感じない。スーパードルフィンで那覇まで飛び、乗り継ぎに余裕があるので夕食&土産を済ませる。帰りの便はさすがに満席だった。

栗本薫「永遠への飛翔/グイン・サーガ94」読了