2時間半前では心許ないので、3時間前のバスに乗って羽田入り。ラウンジで無線LANの接続も、現れるメッセージに従ってゆけば特に問題なく成功。とはいえ操作効率はノートパソコンほどは良くないから、気が付けば搭乗時刻が迫っていた。慌ててバスラウンジに行ったら、修学旅行の高校生が最優先搭乗で、結構待たされた。機材は当初の予定通りB747SR。ジャンボの普通席で最前方キャビンというのは久しぶりのこと。羽田空港の混雑と強い西風の影響でかなりの遅れが出るとのことだったが、前半はほとんど眠っていたので、フライトはあまり長く感じなかった。
30分遅れで鹿児島に到着。空港内で昼食を~ということで黒豚カツ丼を注文。食後は展望デッキ(有料:50円)を見学。結構間近でジャンボ機を見ることが出来たので、普段とは違うアングルで撮影。ローカル線の乗り継ぎの都合上、まだ時間に余裕があったので、カード会社のラウンジで休憩してから、連絡バスで鹿児島市内に出る。
新幹線開業を機に「西鹿児島」から改称した鹿児島中央駅で、在来線経由で熊本までの切符を買おうとしたら、途中駅までしか連絡運輸は行っていないとのこと。確かに両端がJRと接続していても、智頭急行や伊勢鉄道と違って、新幹線並行区間を乗り通すなんて「鉄」ぐらいだろうからなぁ(^^; とりあえず川内(せんだい)までの乗車券を手に、鹿児島線上り列車に乗り込む。終点ですぐに第3セクターの肥薩おれんじ鉄道に連絡。団体客もいて単行列車は結構混雑している。海沿い出て、再び内陸に戻って新幹線の高架橋が近付くと乗換駅の出水(いずみ)に到着。有人駅なのに一旦車内で精算してから乗り継ぎ券を貰うことになっている。接続時間にあまり余裕がないのだが、乗り通す客が少ないから大丈夫ということなのだろうか。次の列車は2両編成だったが、跨線橋を渡っての乗り継ぎ。車窓は再び海に戻り、いつしか眠りに落ち気が付くと海が迫る肥後二見付近。三重の二見浦に因んだ地名なのだろうか。ほどなく第3セクター終点の八代に到着。列車は次の新八代ゆきだが、ここで一旦下車してJRの始発列車を待つ。やって来たのがロングシート車だったので残念。鹿児島を出てから4時間と少しで夕暮れ前の熊本に辿り着く。
明日の「九遊きっぷ」を買ってから駅前の宿にチェックイン。熊本駅は繁華街から川を隔てているので店は少ないのだが、疲れているので駅前で夕食。「火山焼き」という鉄板の代わりに(阿蘇の?)火山岩を用いた料理の店に入る。注文したのは知覧の地鶏~って隣の鹿児島産のような気もするが、細かいことはさておき美味しかった:-)
宿に帰ってCLIEからのダイヤルアップ接続に挑戦。大手プロバイダ系の接続プロファイルが既に用意されていたので、いとも簡単に繋げることが出来た。といっても携帯電話経由だから、通信速度は非常に遅いので、メールチェックを1回するだけで通話料が数十円も掛かってしまう。これだと固定電話経由のダイアルアップの方がずっとマシということになるのだが、最近のPDAだとモジュラージャックが使えない。実はホテルのロビーに無線LANが導入されていたりするのだが、そのプロバイダとは契約していなから、使うことは出来ない。近頃あちこちで使えるようになった無線LANとはいえ、多数のプロバイダが混在している状況なので、特定のプロバイダと契約したところで使えるところはごく限られている。だから今はPHS経由が主流になっているのだろうけど、このCLIEだと流行りのCFカード式のPHSは使えない。つまりは、無線LAN、携帯電話または通話の出来るPHSを介したダイヤルアップのどれかしか選べないのである。