2004/08/24(火)

無線LANカードには“有効時間内ならログアウト可能”と書いてあったので、合計2時間有効なのかと思っていたら、連続した2時間以内のみ有効だった...

宿を出て中央駅で空港方面の列車を待っていると、発車ホーム変更のアナウンスがあったので、慌てて隣のホームに移動する。乗車時間わずか15分で空港駅に到着。搭乗手続きをして荷物を預ける。出発時刻まで2時間以上あったので、対岸のマルメ(Malmö)まで行って戻って来ることは可能だったが、搭乗前に国境を越えた無茶はやめておこう(^^; 大人しく手荷物検査を受け、出発ロビーへ。

免税店も覗いてみたらデンマーク特産の酒があったが、リカー類は最終目的地がEUでないと免税の対象外となるので、販売出来ないとのこと。まだ旅の途中でもあるし、買い物は最終日に回すことにして、ラウンジで時間待ち。無線LANの電波は2つののプロバイダを受信したが、受付では割高な方のスクラッチカードしか扱っていなかったので、接続は諦める。おやっ、朝○新聞がこんなところに。日本への直行便が出ているからってことかな。

今日乗る区間のチケットはビジネスクラスだったが、ネットでの事前情報通り機内では全くエコノミーと同じ座席で、中距離線のような隣席ブロックやカーテンによる仕切さえない。さらに短距離なので軽食さえなく、出て来たのは飲み物だけ。それが分かっていてわざわざビジネス発券を選んだのではなくて、片道1区間だけの利用だとエコノミー発券してくれなかったからである。因みに単純往復ならエコノミーの設定はあるが、片道ビジネスとほぼ同額だったりする(T_T)

1時間と少しのフライトで、ストックホルム・アーランダ空港に到着。手荷物を受け取ってから、少しだけ残ったデンマーク・クローネをスウェーデン・クローナに交換。両国ともEUに加盟しているが、英国と同様、ユーロ通貨は導入していない。地下のアーランダ・エクスプレス(Arlanda Express)の乗り場に向かう途中、切符の自動販売機を見掛けたが“調整中”で買えなかった。有人窓口もないし、こんな時はどうするのだろうと思いつつ、とりあえずホームに出たら稼働中の券売機が並んでいたので、無事に買うことが出来た。今度は英語表示も可能だったので楽だった。電光掲示によると、車内でも切符を買うことは可能だった模様。ただしその場合は50クローナほど割高になるのだとか。空港内で1度停車した後は、ストックホルム中央駅まで無停車。左側の窓に線路が現れないので単線かと勘違いするところだったが、デンマークとは異なり、フランスと同様、鉄道だけは左側通行になっていた。車内の電光掲示に現在の速度も表示されていたが、最高160km/hだったのにはびっくり。どうりで新幹線みたいな走行音になる訳だ。アーランダ空港は市街地から離れているが、これだけとばしているので所要時間は20分ちょい。

中央駅から地下道を通って少し離れた地下鉄の駅の反対側に出ようとしたら、駅の部分は通り抜け出来ないようになっていた。仕方なく手前で地上に上がって、地図を頼りにホテルにたどり着く。少し休憩してから外出。まずはすぐ近くの露天でにぎわう広場ヒョートリエット(Hötorget)を見て歩き、続いてガラス張りのビルと噴水のセルゲル広場(Srgels Torg)へ。少し歩いて老舗のデパートの地下売り場をざっと眺めて、観光案内所に行こうとしたら、ここでも移転していた。さっき通ったセルゲル広場の地下だったとは。明日から使うストックホルム・カードを事前に購入し、最新情報の乗っている付属のガイドブックを入手。こちらは48時間券だったので、明朝から使用開始することにして、今日は散策を楽しむことにする。

ストックホルム

ストックホルムは大小多くの島からなる街で、中央駅から少し歩けばすぐ海に出る。コペンハーゲンに比べると現代的な装飾のビルが目立つストックホルムであるが、王立公園(Kungwträdgården)の辺りまで来ると、昔ながらの外観を持つ建物が多くなる。橋を渡ってまず最初に訪れたのが、すぐ南側のシェップスホルメン(Skeppsholmen)島。美術館の野外オブジェを眺めて島を通り抜け、さらに橋を渡ってカステルホルメン(Kastelholmen)島にも足を伸ばす。対岸の島は海に崖が迫っていて、びっしりと並んだ建物が印象的。入り江となっている海にはヨットから観光船、巨大船までがあちこちに。帰りは少し違う道を辿って新市街に戻り、宿のすぐ近くの食堂街で夕食。入った店は郷土料理のピッティパンナ(Pyttipanna)の専門店で、これはサイの目に刻んだジャガイモを野菜や肉と一緒に炒めて、生卵や木の実のジャムと一緒に食べるもの。注文したのは鹿肉バージョン。

ここの宿のロビーにも共用パソコンがあってネットに繋がっていたので、気になる日本の台風情報を確認~しようとしたら日本語が表示出来なかった。が、なんとか記憶と想像力と根性で画像に辿り着くことが出来た。まだ速度が遅いので、本土に接近するのは帰国後になりそうだったので一安心。