2004/09/11(土)

美幌峠より

そして今日も去年と同じ観光バスに乗る。屈斜路湖をぐるっとまわって、美幌峠へ。去年は霧のためバス停から10メートル先のドライブインの建物すら見えない有様だったが、今回は天気が良いので眼下の屈斜路湖は勿論、反対側の北見盆地も見渡すことが出来た。オホーツク海までは確認出来なかったが、網走湖ははっきりと識別できた。

小清水原生花園

去年までのバスの行き先は女満別空港だったのだが、今シーズンからは網走駅前まで延長になったので、とても好都合である。JRと網走バスの時刻表で旅程を検討した結果、一番効率の良い回り方ということで、釧網本線の知床斜里ゆきに乗り継いで、原生花園駅で下車。濤沸(とうふつ)湖とオホーツク海に挟まれた原野の直中にある夏期のみ営業の臨時駅で、散策路が設けられている。ここを訪れるのは7年前以来の2回目。前回はコンパクトカメラしか持っていなくて、名も知らぬ小さな花を見付けてもうまく撮影することが出来なかったもどかしさから、一眼レフ購入を決意したというのも、今となっては懐かしい思い出。ハマナスは終わりかけだったが、ハマエンドウやエゾフウロなどが咲いていた。

2時間近く滞在して網走に戻り、駅前から中湧別方面のバスに乗って、能取(のとろ)湖畔の卯原内(うばらない)に向かう。その名も「サンゴ草前」というバス停で下車して、サンゴソウ最大の群落を再訪。う~ん、やっぱり今年も色付きが遅れていて、全体が真っ赤にはなっていない。それでも赤いところはかなり赤いし、見る角度によっても色合いは異なるし、昨年来た時ほどのがっかりではなかったし、夕暮れのサンゴソウ群落というのも風情があってよろし。

暗くなる前に網走に戻って、去年と同じ宿にチェックイン。