2005/08/24(水)

移動日になってようやく天気が回復(^_^;) 空港に向かう列車が少し遅れたりしたが、かなり余裕を取ってあるので大丈夫。ルフトハンザのカウンターが見当たらなくて焦ったが、駅の直上の第1ターミナルではなくて第2の方だった(汗) ラウンジではどこかの大雨の被害映像を一瞬見掛けたけれど、場所までは分からなかった。

小型機は1時間でウィーン空港に到着。因みにウィーン、ミュンヘンというカタカナはそれぞれドイツ語のWien(ヴィーン)、München(ミュンヒェン)から来ているけれど、英語だとVienna(ヴィエナ)、Munich(ミューニック)と少し違った響きになる。国名の方はといえば、オーストリアというのは英語のAustria(オーストリア)であって、ドイツ語ではÖsterreich(エースタライヒ)となり「東の国」を意味する。つまりはドイツから見て東にあるということやね。

City Airport Train(CAT)というなんだかネコみたいな名前の空港連絡専用列車でウィーン・ミッテ駅(Wien Mitte)に出て、72時間有効な市内乗車券を購入して地下鉄に乗り換え、下車駅から少し歩いてホテルに入る。ちょっと早めの時間だったけれど、チェックイン可能だったので助かった。カードキーを受け取って、エレベーターに乗って行き先の階のボタンを押したが反応がない。おや、カードを挿入する所があるから、宿泊客専用ということかなと通してみたら赤ランプ。あれれ~と慌ててフロントに戻って聞いてみたら、カード認証は管理用であって通常は関係なく、たまたまそのエレベーターが休止中だっただけのことだったorz まぁ、どこにも何も書いていなかったから、仕方なかったことにしよう。陰に隠れていた隣のエレベーターを使って、何はともあれ部屋に入れたところで、荷物をほどいて一休み。

バベルの塔

中を歩き回る施設の見学は出来る限り分散させておきたかったので、地下鉄を乗り継いでまずは美術史博物館(Kunsthistorisches Museum)を訪れる。ガイドブックによるとパリのルーブル、マドリッドのプラドと並んで、世界三大美術館のひとつに数えられているとのこと。ルーブルのように超有名作品がこれでもかと展示されている訳ではないが、それでもラファエロ、フェルメール、ルーベンスなど有名な画家の作品が集められている。ブリューゲルの「バベルの塔」や「雪中の狩人」は美術の教科書に載っていたけれど、ここに所蔵されていたんだ。描かれてから400年以上経っているんだね~ってその頃の日本は戦国時代か。農作物や海産物を組み合わせて人の顔に似せたアルチンボルドの絵も有名だよね。特に印象的だったのはフェルメールの「絵画芸術」という作品。描かれた地図のリアルなこと。絵画を一通り見た後、ギリシャ・ローマの彫刻を見ようとしたら区画閉鎖中だったので、代わりにエジプトコレクションを見学してから外に出る。

グーラッシュ

空腹で疲れていたけれど、このまま宿に戻ってカロリーメイトをかじるのはやっぱり味気ないので、元気を振り絞って地下鉄+徒歩でガイドブックに載っていた名物料理の店を訪ねる。グーラシュ(Gulasch)というパプリカを使った煮込みで、パンの団子も添えられている。ウィーンはワインの産地でもあるので、地元の白を注文。頑張って寄り道をした甲斐があったというもの:-)