2006/10/08(日)

南大門

今朝の空は白い雲に覆われ、近くの高層ビルでさえ霞んで見える。どうやら霧がかかっているようだが、雨が降る気配はなさそう。昨日の王宮巡りの続きで、最初に徳寿宮(Deoksugung)を見学してから、南大門(Namdaemun)へ。伝統衣装の衛兵が市外を向いて立っていたが、丁度時間だったのか交替の儀式を見ることが出来た。

石焼きビビンバ

南大門市場(Namdaemunsijang)を抜けて、古くからの繁華街である明洞(Myeongdong)で早めの昼食。石焼きビビンバ(Bibimbap)とマッコリ(Makgeolri)を注文したら、具にキムチ(Gimchi)が入っているのは当然としても、ご飯もキムチで味付けしてあったし、甘味のマッコリにも唐辛子が少し入っていたらしく、舌にぴりっと感じる。スープには赤い色が見られなかったので大丈夫だと思っていたら、かなり胡椒が効いていたりするし。まぁ、思ったよりも辛かったというだけで、激辛というほどではなかったので大丈夫だった。

店を出てから坂道を上って、南山公園(Namsangongwon)に向かうロープウェーに乗車。こちらではケーブルカー(Keibeulka)というらしい。山上駅から少し歩いてソウルタワー(Seoulteowo)をエレベーターで上がる。午後になっても霧は晴れず、麓からでさえタワーが霞んでいたぐらいだから、当然タワーから見下ろしても市街地は白い霧に霞んでいる。晴れた日には遠く仁川まで見渡せるらしいが、南側にある漢江(Hangan)ですらほとんど識別できない。昨日はあれほど晴れていただけに残念だけど、天気ばかりはどうしようもない。札幌某所にもあった見晴らしの良いトイレを利用してから、麓に降りる。

ロープウェー(ケーブルカー)の駅から別の方向に坂を下りて、李朝時代の街を再現した南山韓屋マウル(Namsanhanonmaul)を見学。青空が見えるようになってきたが、まだまだ遠くは霞んで見えている。それでも気温が上がってきたので、自動販売機でジュースを買ったつもりが、予想とは全く違う味にびっくり。後から甘酒風のシッケ(Sikhe)だったことを知る。缶に入っていた粒は果肉ではなくて米粒だったんだね(^^;

仁寺洞

忠武路(Jongmuru)から地下鉄に乗って、仁寺洞に移動。昨日とは別の伝統茶の店に入って、ナツメ茶(Daechucha)とカボチャのケーキを注文。とろっと甘いナツメ茶と甘さ控えめのヨモギ入りのチョルピョン(Jeolpyeon)が疲れた体に心地良い。昨日よりも遅い時間のせいか、仁寺洞の店や屋台は大賑わい。何か買うものがないかなと土産物店に入ってみたら、アメジスト(紫水晶)のタイピンがあったので、一番気に入ったものを購入。予想よりも物価が安くて、羽田で両替した現金を使い切れないのではないかと思っていたところだったので、丁度良かったりする。茶店で結構食べたし、今日もそれなりに歩き回って疲れていたので、今夜もコンビニで軽食を調達してから、さっさと宿に引き上げる。