2007/02/10(土)

一時は晴れの予報が出たものの、結局長期予報通りの雨模様となりそうだったので、天候に合わせた計画を実行することに。まずは大原ゆきの乗船券を買って乗り場に行くと、かなり長い行列が出来ていたので一瞬驚いたけど、同じ西表島でも上原ゆきの順番待ちだった。なんでも「やまねこマラソン」というのが開催されるらしい。今日の観光に影響が出なければいいのだけど。

イリオモテヤマネコ

石垣港を出てから30分と少しで大原港に到着。ターミナル前に停まっていた路線バスに乗って、大原の少し南にある豊原に出る。ここがバスの終点で、日本最南端のバス停ということになる。付近を少し散策しているうちに雨が降り出したので、折り返しのバスに乗り込んだ途端に土砂降りとなる。大原を経由して古見を通り過ぎたあたりで下車して、雨が降り続く中、野生生物保護センターを目指す。なかなか建物が見えて来ないので道を間違えたかと思ったが、予想よりも少し遠いだけだった。西表島といえばイリオモテヤマネコが有名だが、警戒心が強く個体数も少ないため、地元の人でさえめったに見掛けないとのことなので、せめて展示だけでもということで訪れたのである。ここなら雨天でも問題ないし、観光ツアーには組み込まれていない場所だし。てゆーか、某歌手の曲に「やまねこ」があるのもポイントが高いのだけどね(笑) 次のバスまで時間がなかったので、他の展示をささっと見てからヤマネコのコーナーへ。剥製が4体展示してあったので、“実物”と初めての対面。動物はあまり詳しくないので、確かにイエネコとは違うということくらいしか判らなかった(^^;

島野菜のカレー

県道に戻る頃には雨が上がっていた。バスが来るまでまだ少し時間があったので、後良橋からマングローブ林を眺める。少し遅れて来たバスに乗って、由布島入口を通り越して、西表島温泉で下車。まずはホテル内で昼食をということで島野菜のカレーを注文したら、ライスは古代米だった。温泉の開業時間まで少し待ってから一番乗り。ここが日本最南端の温泉だとのこと。水着を持って来ていれば屋外の露天ゾーンも利用出来たのだけど、内風呂にも露天風呂があったので今回はそれでよしとしよう。次のバスまで2時間近くの滞在となるので、館内でのんびり過ごす。

ピナイサーラの滝

天気が悪ければそのまま大原に引き返すつもりだったけれど、雨は降らなさそうだったので、上原方面のバスに乗って船浦で下車。集落の東側には海中に渡された船浦大橋があり、そこから山の方にピナイサーラの滝を見晴るかすことが出来る。以前ツアーバスの車窓からちらりと見ただけだったので、今回は下車してじっくりと見ることに。県道をとことこ歩いて大橋の反対側が一番良く見える場所だった。といっても橋からはかなり遠いから、望遠側で撮影しても小さくしか写らない。それに空もどんよりと曇っていたので、海の色も今ひとつ。それでもようやく雄大な景色を長めながら海中道路を直に歩くことが出来た。

船浦から路線バスで大原に戻り、帰りの船に乗る。夜はもう一つの行きつけの店で、八重山そばとジューシーのセット。

栗本薫「闘王(グイン・サーガ112)」読了