2008/02/09(土)

やはり2晩目は時差の影響で、明け方の寝付きが悪くなってしまう。朝起きたら天気は曇り。元より雨が多くて天候不順となれば、短期間のヒロ滞在でマウナ・ケアはそう簡単に見ることは出来ないのだろう。出掛けようとしたら雨が降り出したので、止むのを1時間近く待つ。宿からヒロの市街地までは歩いて30分以上の距離。とりあえずはガイドブックに載っていた店に入って朝食を。アメリカンな朝食は蛋白質主体になってしまうので、フルーツワッフルを注文。クリームたっぷりにメープルシロップだと、カロリー的にはあまり変わらなかったかも(汗)

定期市

店を出て最初に訪れたのが、太平洋津波博物館(Pacific Tsunami Museum)。ヒロは1946年と1960年に大きな津波の被害を被っていて、その教訓を伝えるために作られた施設である。津波は"tsunami"として英語のみならず国際的に通用するが、それはヒロの日系人が使った言葉が定着したという話である。津波の仕組みやヒロの被災状況、被災者の証言などの展示を見学。飛行機の時間までかなり余裕があったので、ヒロの街をゆっくりと散策。シンギング・ブリッジ(Singing Bridge)から、図書館前のナハ・ストーン(Naha Stone)を経て、ファーマーズ・マーケットへ。今日は定期市の日なので多くの人で賑わっていた。

"Suisan(水産)"という名前の漁協の前を通って宿に戻り、荷物を整えてからチェックアウト。迎えの車で空港入りして、搭乗手続きを済ませてから制限エリアへ。搭乗時刻を待っていると、またしても雨が降り出した。これだけしょっちゅう降っていても、事実上ほとんど傘を使わなかったというのは、かなりの幸運だったのだろう。来た時と同じ機材で雨のヒロを後にする。上昇を続けてもずっと雲が続いていたが、急に視界が開けると冠雪したマウナ・ケアの頂上を雲間に見ることが出来た。島の北側に雲はなかったので、麓近くまでなだらかな傾斜が広がっている。小1時間のフライトでホノルル空港に到着。

ワイキキビーチ

空港からタクシーでワイキキ地区にあるホテルに向かう。部屋は上層階確約で、ラナイ(ベランダ)からは海が見られるということだったが、近くの高層ホテルに視界を一部遮られていた。それでも部屋から青い海と空が眺められるということに違いはない。まずは明日の半日ツアーを手配するため、近くのホテルにあるツアーデスクに立ち寄ってから、夜のツアーの確認のためショッピングセンターにある別のデスクへ。ついでにネットも借りて、メールチェックもしておく。用事が済んだ後は、カラカウア通り(Kalakaua Avenue)をそぞろ歩き。ビーチへの通路を見付けたので海まで出てみると、これぞハワイという風景が広がっていた。泳ぐ格好もせずに来るのは場違いに感じなくもないが、同じように街歩きの格好で写真だけ取りに来る人が他にいない訳ではなかった。通りに戻って交番近くのワイキキ魔法石(Wizard Stones of Waikiki)、デューク・カハナモク像(Duke Kahanamoku Statue)を見学してから、ガイドブックに乗っていたハンバーガー店に行ってみると、5時過ぎだというのに予約で一杯だった。他の店も順番待ちが目立っていたので、ABCストア(ワイキキ地区では100メートルおきに見掛けるスーパー)で軽食を調達してから宿に戻り、ラナイで海を見ながら早めの夕食。

ハワイの夕日

そうこうしているうちに暮れ始めたので、再び浜辺に出てみると、誰も考えることは同じようで、海に沈む夕日を待ち構える人達で一杯だった。ちょうど水平線に沈みかけているところで、沈みきるのを見届けることが出来た。日没直後に拍手が沸き起こるのは、リゾートのノリなのだろうか(笑) 帰りにキングズ・ビレッジ(King's Village)という欧風建築のショッピングセンターに立ち寄ると、衛兵交代式を行っていたので驚いた。夜になると部屋から見える風景は夜景に変わる。ホノルルの夜景を見て思い出すのは、「故国」や「I am」。またしても「海嘯」モードだなぁや。