朝早く目が覚めたので、混まないうちに朝食会場へ。食後はやはり眠くなったので、1時間くらい仮眠を取ってから部屋を出る。迎えに来たツアーの車に乗って、ワイキキの東、ダイヤモンド・ヘッド(Diamond Head)のクレーターの中へ。クレーターを見学するツアーなら幾つかあるけれど、折角なので頂上まで登るハイキングのツアーに参加~といっても各ホテルから登山道入口の駐車場までの送迎だけで、そこから先は自由行動なのだけれど、路線バスを使って来るよりは便利だからね。最初はなだらかだった道も、クレーターの縁に差し掛かると次第に山道となってゆく。少し気温が高いものの天気は上々で、途中で見掛けた花や風景を撮影しながらのんびりと歩く。要塞として使われていた頃の名残のトンネルや階段を登れば、入口から約30分で頂上に到着。青空の下にはホノルルの街並と青い海、そしてそれを取り囲む緑が広がる。振り返ればクレーターの全景と遠くココ・ヘッド(Koko Head)まで見渡せる。いつまでも眺めていたい景色だけれど、帰りの時間もあるので適当に切り上げて駐車場に戻る。
宿でツアーの車を降りて、近くのバス停からトロリーバスに乗車。ハワイに来たからには、音に聞くアラモアナ・ショッピングセンター(Ala Moana Shopping Center)に行っておかないとね。とりあえず1階のフードコートで昼食。地元料理の店があったので、ハワイアン・デリプレートを注文。ポークの煮込みとタロイモのペースト、ココナツのムース等がセットになっていた。さて、ホノルル最大のショッピングセンターに来たといっても、服とかを買う訳ではないけれど、一通り専門店街を回ってみる。やっぱりここにも日本人は沢山いるね。途中、アップルストアがあったので、MacBookAirを触ってみようかと思ったら全て塞がっていたので、通り掛かりにちらりと見るだけ。それでも実物を目にするのはこれが初めてなんだよね。ハイキングの後で少々歩き疲れていたので、併設されているデパートはパスして、1階の「ルピシア」でハワイ限定ブレンドのティーバッグを購入してから、ワイキキに戻るバスに乗る。
部屋で休憩してから、ツアーの集合時間より少し早めに宿を出て、アラワイ運河(Ala Wai Canal)に行ってみると、真正面に虹が出ていた。ハワイ島のシー・アーチ付近で見たのに続いて、滞在中2度目の虹である。ハワイ州は別名"Rainbow State"で、車のナンバープレートにも虹が描かれているくらい、あちこちで虹が見られるというのを実感。迎えに来た車に乗った日本人は自分だけだったので、ちょっとびっくり。アラモアナを通り越してホノルル港に到着し、案内に従ってスター・オブ・ホノルル号(Star of Honolulu)に乗船。指定されたデッキに行ってみると、やはりというべきか日本人が多かった。
船は5時半の出航で、ディナークルーズが始まる。ブルーハワイやマイタイといったハワイのカクテルを片手に、生演奏の歌と音楽を聴きながら、流れゆくはホノルルの街並、反対側は沈みゆく夕陽。今日は水平線付近に雲が掛かっていたが、沈みきるとやはり船内では拍手。ダイヤモンド・ヘッドの近くで船は折り返し、街並は夕景から夜景に移り変わる。食事が済んだところでダンスショーとなり、あっという間の3時間が終わる。帰りは夜景ツアーを申し込んでおいたので、下船してから大型バス→ワゴン車と乗り継ぎ、つづら折れの山道を登ってタンタラス(Tantalus)の丘へ。ここからはホノルルの街を背後から一望出来るので、光の粒が敷き詰められた夜景が見事である。残念ながらカメラを固定する場所がなかったので、肘を杭に載せてセルフタイマー撮影。せめて一枚くらいはちゃんと撮れていたらいいのだけれど。名残を惜しみつつ宿に戻り、明日の支度をしてから就寝。