2009/09/20(日)

翰林公園

ここのところ寝不足が続いていたので、8時間以上眠って睡眠不足を解消。今日も良い天気で、漢拏山もはっきりと見えている。迎えの車に乗って西に向かう途中で展望が開けた場所があったので、一旦停車して貰って漢拏山や近くの風景を撮影。本日最初の目的地である翰林公園(한림공원)に入り、温室や椰子並木を通って園内の洞窟へ。こちらも溶岩トンネルであるが、鍾乳石も混ざる複合洞窟というのが珍しい。樹齢300年の花梨等がある盆栽園を見てから車に戻り、内陸部へと入って行く。次に訪れたのがソルロク茶博物館(설록차뮤지엄)で、広大な茶畑の向こうには漢拏山も見えている。館内をざっと見て回った後、展望台に登ってから喫茶室で一休憩。雪緑茶(설록차)のうちオクスジン(억수진)というのを注文したのだけれど、どういう意味の銘柄なのかは不明。

松岳山より

島の南海岸に出て、最南端にある松岳山(송악산)からの景色を眺める。断崖の下の荒波の向こうには山房山(산방산)が見えるが、その向こうの漢拏山は雲に隠れている。振り返ると加波島(가파도)の奥に韓国最南端の馬羅島(마라도)が横たわっている。今度は東に向かって、山房山の麓から特徴的な火山を見上げた後、大侑ランド(대유랜드)のレストランで昼食。これまた済州島名物のキジ肉のしゃぶしゃぶのコースで、締めはクッス(국수)という細めのうどんのような麺で。

天帝淵瀑布

中文観光団地(종문관광단지)に入って、天帝淵瀑布(청제연푹포)、大浦海岸柱状摂理帯(대포해안주삭절리대)、薬泉寺(약청사)の順に見学。天帝淵瀑布を高台から眺めると、その奥に漢拏山が見えていた。渓谷に架かる仙臨橋はかなり急な太鼓橋となっている。柱状摂理帯は六角形の柱を連ねたような岩が続き、切り立った崖に波が砕ける音が響き渡っていた。展示されてた写真では、白波が崖よりもずっと上まで達していたりする。薬泉寺は李朝初期の仏教建築様式の壮大な建物で、法堂に入って2階まで見学した後、奥の洞窟も訪れる。

天地淵瀑布

さらに東に行ってウェドルグェ(외돌괴)、天地淵瀑布(천지연폭포)、正房瀑布(정방폭포)を見学。ウェルドルグェは海から突き出た奇岩で、近くにはドラマ「チャングムの誓い」ゆかりの地もある。さすがにこちらは題名ぐらいは知っている。振り返ると漢拏山が見えている。一年のうち漢拏山が一日中見えるのは70日くらいしかないということなので、今日はかなり良く見える方なのだろう。天地淵瀑布は林の中にあり、深みのある滝壺や川の色が美しい。目を凝らすと鰻が泳いでいるのが見えた。正房瀑布は海岸際の崖にあり、満潮時には海に直接注ぐのだとか。足に昨日の疲れが残っていたので、階段を下りると膝の辺りに響く。

最後に余った時間を利用して、「神秘の道」という別名があるトッケビ道路(도깨비도로)に立ち寄る。下り坂に見えるのに、車のエンジンを切ると何故か後ろに進むという、沖縄の久米島にある「おばけ坂」と同じような場所であるが、こちらは角度を変えて眺めてみてもなかなか種明かしが分からない。

2日間の島内観光を終えて宿に戻り、今日も部屋で休憩してから夕食のため外出したが、またしてもガイドブックに載っていた店が見付からない。昨日も地図を読み間違えていた訳ではなかったはずだし、今回は大きなホテルを目印にしているので間違いようがないはず。ということは掲載されている情報が古かったのだろうか。別の候補は結構離れていたし、また見当たらなかった困るので、コンビニでおにぎりを買って帰る。