2009/11/23(月)

中城城跡

今日は晴れるはずだったのに、今朝の予報では一日中曇り。路面が濡れているということは、明け方までに少し降っていたようだ。空を見ると既に一面の雲に覆われていたが、雨は降らなさそうなので泡瀬に向かうバスに乗る。那覇を出て東に向かい、与那原から北に転じて中城湾沿いに走り、中城小学校前で下車。ここから内陸に向かう県道の坂道を登り始める。天気は今ひとつだけれど雨が降るほどでもなく、気温もそれ程高くないので歩き続けるのには丁度いいかもしれない。30分以上歩いてようやく、中城城跡の入口に到着。観覧料を払って坂道を上がり、裏門を潜って三の郭、二の郭、一の郭の順に見学。沖縄の城(グスク)の中では最も保存状態が良く、石積みの城壁だけでなく拝所や井戸、鍛冶屋跡(カンジャーガマ)等が残っている。相変わらず空は曇っているが、視界は悪くないので中城湾から久高島まで見渡すことが出来た。これで沖縄の世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の9ヶ所を全て訪れたことになる。一時間以上掛けて一通り見て回った後は、麓に降りて今日も持参した軽食を取る。

中村家住宅

県道をさらに歩き続けると、程なく中村家住宅に着く。戦禍を免れた家屋は国の重要文化財で、母屋、離れ、家畜小屋などが昔のままに残っている。家の中に入って見学出来るだけでなく、家の周囲に巡らせれた小道から赤瓦の屋根を見下ろすことも出来る。受付でお茶を頂いてから、再び県道を北に向かう。途中で咲いている花がどこかで見たことあるなと思ったら、香港の象徴バウヒニアではないか。かなり低い場所でも咲いていたので、一眼レフで今度こそしっかりと撮影することが出来た。下り坂に入り高速道路を越えて、国道に出た所がちょうど石平(いしんだ)のバス停。峠越えの道約4kmに加え、山城も見学したから結構歩いたことになる。もう少し歩けば普天間宮の洞窟があったのだけれど、既に歩き疲れていたのでバスに乗って那覇に戻る。

今日は「アントステラ」でお茶してから宿に戻り、夜は国際通りの「波照間」へ。“幻の泡盛”と呼ばれる波照間島の「泡波」がメニューに載っているのが前から気になっていたのだけれど、グラス一杯が2千円弱。先日飲んだメドック1級の1杯4千円に比べたら半額とはいえ、きっと飲んでも違いが分からない可能性が大だから、結局今回も与那国島の「どなん(30度)」を注文するのだった(汗)