2010/02/12(金)

折角の飛び石連休なのに、今日と明日は高気圧の縁で「曇り時々雨」の予報。この季節の沖縄はこういう天気が多いのだから仕方がない。朝8時過ぎに宿を出て、離島ターミナルでツアーの支払を済ませてから乗船時間を待つ。今日は北風が強いので、西表島上原港ゆきだけでなく波照間島ゆきも欠航になっていたが、その他の航路は平常通り。8時半発の高速艇に乗って西表島大原港(正式名は「仲間港」であることを今回初めて知る)に向かう。波が荒く時折大きく揺れたが、速度を落とす程でもなかったようだ。大原港からバスに乗って西部地区に移動。島を半周して浦内川河口の船着き場で下車し、船に乗る前に長靴を借りて履き替えておく。川岸のマングローブを見ながら軍艦岩まで遡上し、船を降りてトレッキングコースを歩き始める。

カンビレーの滝

天気が悪いと海の色は冴えないけれど、内陸の景色なら少々天気が悪くてもそれ程変わらないだろうし、日中はずっと曇りの予報だし~ということで選んだのが今日のコースだったが、歩き出した途端に雨が降り始めたりする。最初はかなり肌寒く感じたが、歩いているうちにすぐ体が温まってきた。雨は昨夜から断続的に降っていたようで所々に泥濘や水溜まりもあったが、長靴を履いていれば全く気にならなかったし、良く整備された険しくない道なので傘を差していても歩き辛くはなかった。途中のマリユドゥの滝の展望台まで道が混んでいて思うように進めなかったが、そこから先は人が少なくなったので、奥のカンビレーの滝まで行ってすぐさま引き返す。帰り道の途中で集団に追いついてペースが落ちたが、軍艦岩には刻限の5分前に到着。経由する港が大原になったり2度の乗り換えに手間取ったため、散策時間が削られて慌ただしくなってしまったが、小雨のジャングルトレッキングというのもなかなかない体験かも。船で河口に戻り、バスに乗ってすぐ近くの昼食場所に移動。

星砂の浜

午後最初の観光地は星砂の浜。晴れていたらとても綺麗な場所なのだけど、どんよりとした天気でもそれなりに印象的な風景である。砂浜に掌を押し当てると、星の砂(有孔虫の殻)は簡単に見付かる。海岸の写真を撮っているうちに、風雨が急に強まり潮が流れ込んで来たので、早々に駐車場に引き上げる。再びバスに乗って東に向かい、西表島温泉に到着したところでツアーは二手に分かれる。由布島グループを車内に残して、温泉グループはここで下車。肌寒い日に運動をした後なので、日本最南端の温泉でジャングルを眺めながらゆったりとヒットポイント(?)の回復。一時間半後に迎えに来た別のバスで大原港に戻り、石垣島ゆきの高速艇に乗船。今日の夕食は、八重山そばとゴーヤーチャンプルーのセット。