2010/04/10(土)

目覚ましが鳴る前に目が覚めたので、予定よりも早くつくばを出て羽田入り。東京モノレールは今日の午後に軌道切替のため運休するので、現ルートを通るのはこれで最後となる。久しぶりとなる北ピアのラウンジで休憩してから、B767-300に搭乗。八ヶ岳、諏訪湖、北アルプスと普段とは違う景色を眺めながら北西に進む。砺波平野の上空に差し掛かると、散村集落がはっきり分かる。能登半島を見ながら旋回し、市街地の真上を通って富山空港に着陸。

松川公園

フェーン現象のため気温は20℃を越え、春先の格好ではかなり暑く感じる。バスで富山市内に出て駅のロッカーに荷物を預け、早めの昼食場所を探した結果、何故かイタリアンな店でカレーを注文することになったりして。食事も終わっていざ花見!ということで、東に歩いて松川まで出ると、着陸直前にも見たように川の両側には満開の桜並木が続いている。対岸に渡ってみたり、水辺の遊歩道に降りたりしながら写真を撮りまくる。

立山連峰

県民開館前まで来たところで、富山市役所の展望塔に上る。エレベーターに乗って地上70メートルにある展望室に出ると、ガラス張りになっていて四方を見渡すことが出来る。今日はとても天気が良いので、市街地の背後に冠雪した立山連峰がくっきりと見えている。あれが映画「劔岳 点の記」の舞台となった剣岳なんだ。その反対側には神通川の向こうに呉羽山が、足下には松川沿いの桜並木も見えていた。

神通川左岸

遊覧船は30分待ちになっていたのでパスして、桜並木の散策を続ける。並木が片側だけになる安野屋付近で松川を離れ、県道に入って全長500メートル弱の富山大橋を渡る。神通川の対岸まで来ると遮る物が殆どなくなるので、地上からでも立山連峰を望むことが出来る。そして富山大橋から北に向かって左岸に桜並木が続いている。川沿いの遊歩道の左直上には桜並木、右手は神通川越しに立山連峰となっているが、その両方を写真に撮るのは難しい。並木の途中で引き返して路面電車に乗るつもりだったが、結局神通大橋まで歩き通してしまったので、そのまま川を渡って富山駅まで歩いて戻った方が手っ取り早くなった。

高岡古城公園

既に歩き疲れていたけれど、明日は確実に天気が悪くなるので、もう一頑張りしてJR北陸本線で高岡に移動。夕方近くなってきたからか、高岡駅前に出ると大分涼しく感じたが、後から調べると高岡は富山ほど気温が上がらなかったようだ。路面電車の万葉線に乗って、本町会館前で下車すると高岡古城公園はすぐ近く。堀に面した斜面の桜が満開となっていたが、天気が下り坂で空には雲が多くなっていた。前回この場所に来たのは二十数年前の秋だったけれど、今回は本丸の桜が満開で大勢の花見客で賑わっているので、かなり印象が異なる。桜は園内のあちこちで咲いていたが、並木とは異なり面的に広がっているので、写真に撮るのはちょっと難しいかも。帰りは三の丸経由で、広小路電停に出る。

富山に戻った時はかなり空腹となっていて、夕食の店を探すのも面倒だったので、駅構内で「ますのすし」と吟醸酒を調達し、宿の部屋で食べてからさっさと就寝。