2010/04/11(日)

富山城趾公園

予報通り朝から雨。宿を出て荷物を駅のロッカーに預けた後、富山地鉄の市内電車に乗車して一日乗車券を購入。乗った電車は環状線だったけれど、とりあえず丸の内で下車して、富山城趾公園に向かう。堀に面した桜から雨に散った花びらが、水面を覆っていた。富山城には天守台はあっても、江戸時代以前に天守閣は建てられたことはないので、戦後に出来た天守閣の形をした建物は「模擬天守」と分類されるらしい。内部は富山市郷土博物館となっているので、富山城や富山藩の歴史を勉強してから展望室に上る。さすがにこの天気だと立山方面は霞んでいたが、金網が1m離れたところにあるので、元より撮影向きの場所ではないかも。最近本来の場所に再移築された千歳御殿門が、現存する唯一の建物とのことだったので、少し足を伸ばして見に行ってから丸の内電停に戻る。

セントラム

丸の内から西町まで昔の廃線跡とは少し異なるルートで単線を敷設し、既存路線と併せて市内中心部を環状運転するようになったのが「セントラム」。昨年末の開業以来いつ乗りに来ようかと思いつつ、結局暖かくなって桜の開花時期に合わせて来ることになったのである。環状線は左回りのみで、昼間は10分おきの運転となっている。国際会議場前、大手モールを経由して、3つ目のグランドプラザ前が南富山駅前方面との乗換駅に指定されているが、そこで降りてしまうと完乗したことにならないので荒町まで乗車。路線の戸籍上の接続駅である西町に環状線のホームがないためこのような扱いになっているが、将来的にはホームを増設する計画もあるらしい。何はともあれ、これで3ヶ月半ぶりに国内全路線に乗車して“タイトル防衛”したことになる。

南富山駅前ゆきに乗って、広貫堂前で下車。電停の名前になっている広貫堂までは歩いてすぐ。富山といえば薬売りということで、広貫堂資料館で「売薬さん」に関するビデオや展示を見学。続いて霧雨の中を池田屋安兵衛商店まで歩き、2階の「健康膳 薬都」で昼食にしようと思っていたら満席だったので、市内線で富山駅前に戻って「癒楽甘 春々堂」へ。こちらは広貫堂の薬膳カフェショップで、休日限定メニューの牛蒡スープのセットを注文。

富山空港

午後から再び天気が悪くなるという予報だったので、早めに空港入りして2つ前の便に変更。ちょうど札幌からのADO便が到着するところだったので、屋上デッキで待機して撮影。昨日と比べると10度以上気温が低く、河川敷にある空港は川風が強くて手がかじかむ程だった。立山連峰は雲の中で、昨日もここに来ておけば良かったと少し後悔。カード会社のラウンジで休憩してから、搭乗待合室に進む。帰りはずっと雲ばかりだったので、機内では文庫本を読んで過ごす。夕食は秋葉原で済ませ、予定よりも早く帰宅した分、さっさと写真を読み込んでおく。