2010/07/18(日)

不忍池の蓮

つくばを早めに出て、北千住で常磐線に乗り換える。終点の上野で下車して、公演口から不忍池に向かう。梅雨が明けたばかりなので、ハスの季節にはまだ少し早かったようだが、それでもあちこちに開花している。岸の近くにはあまり咲いていなかったものの、今日は望遠ズームを持っていたので問題なし。一通り撮影したところで、上野公園の地下にある京成上野駅へ。ネットで事前予約していた「スカイライナー」の切符を発券してから、改札内に入る。一つ前の「スカイライナー」を撮影した後、隣のホームから指定の列車に乗り込む。

スカイライナー

最初の停車駅である日暮里は1面2線と手狭だったが、成田スカイアクセスの開業に向け、下り線のみ高架化して3面2線に改良している。途中の京成高砂までは、従来と同じ京成本線を走るためそれ程スピードは出せないが、北総線は比較的新しいため新柴又を通過すると速度を上げる。この区間の最高速度は130km/hなので、通過駅の駅名票も読み辛い。印旛日本医大を過ぎると新線区間になり、最高速度は160km/hに達する。唯一の新駅である成田湯川を通過すると単線になるが、速度を落とすことなく走り続け、JR成田線からの分岐線と並走し、地下に入ったところで京成本線と合流して空港第2ビル駅に到着。日暮里を出てから、ここまで僅か36分。上野から終点の成田空港まで乗っても46分だから、従来ルートと比べると15分も短縮されている。そして空港両駅はホームを増設しただけでなく、ホーム中央で仕切って京成本線とスカイアクセス線の乗り場を完全に分離し、中間改札を設けている。これは経路によって運賃が異なるためなのだとか。

エアインディア

成田空港駅構内で撮影を済ませてから、保安検査場を経て第1ターミナルに入り、バスで近郊ホテルに向かう。ちょうど昼時だったので食事をするつもりだったが、中華バイキングしかないようだったので、代わりに売店でパンを購入。外に出て炎天下の中、さくらの山公園まで歩く。A滑走路の北端近くで飛行機が間近に見られる場所なので、この暑さでも多くの人が滑走路側の柵に並んでいる。今日のこの時間帯は南へ向かって離陸する飛行機が続いているので、誘導路から滑走路に入る直前が一番近付くことになる。シンガポール航空や、エールフランス、アエロフロート、エアインディアなどの機体を、望遠ズームを使って撮影。着陸があればもっと近くを通ることになるのだけれど、離陸の列が途切れた後も散発的に離陸が続くだけだったので、適当なところで撮影を切り上げ、元来た道を引き返してバスで空港に戻る。

第1ターミナル5階の店で遅めの昼食を取った後、展望デッキに出て離陸する飛行機を少しだけ撮影してから、地下1階に下りる。帰りは専用ホームから「アクセス特急」に乗車。特別料金は不要だが、新根古屋信号場や成田湯川駅で対向列車や通過列車を待ち合わせることになる。北総線内は主要駅のみの停車となり、東松戸で下車してJR武蔵野線に乗り換える。北総線ホームのある4階から一旦1階に下りた後、武蔵野線ホームがある2階に上がることになるので少し面倒。南流でも乗り換えは地上2階から地下2階へと下ることになる。成田空港-東松戸-南流山-つくばの所要時間は直通バスとあまり変わらないが、運賃は安く本数も多く終電も遅い。でも海外旅行の時の荷物を抱えて、2回も乗り換えるのはかなり手間かも。つくばには夕方前に戻ったけれど、食事を作るのは面倒だったので、帰りにコンビニで軽食を買って済ませる。

上橋菜穂子「月の森に、カミよ眠れ」読了