2010/10/24(日)

今日の予報は「曇り時々雨」だったが、起きてみたら朝から大雨。ゆっくり出掛けて次の街に直行することも考えたけど、折角ここまで来たのだし移動中に小降りになるかもしれないしということで、早めに宿を出て土砂降りの中をバスセンターに向かう。ロッカーに荷物を預けてから往復切符を購入し、「半急行」という種別のバスに乗車。途中まで急行運転ということは、区間急行と同じ意味なんだね。佐世保を出てから1時間以上走り、平戸口に着く頃にはようやく雨が弱まる。平戸大橋を渡って平戸の市街地に入り、終点の平戸桟橋で降りたらなんとも都合が良いことに、傘が要らない程の霧雨になっていた(^o^)

寺院と教会

手元のガイドブックには一部施設しか載っていなかったが、街の各所に案内図や標識があったので、迷わずに歩くことが出来る。オランダ塀、平戸和蘭商館跡から常燈の鼻まで行ってから、階段を登ってフランシスコ・ザビエル記念碑や三浦按針の墓、遠見展望所を訪れる。坂を下る途中の崎方公園の展望デッキからは、次第に天気が回復しつつある平戸の街を一望。続いて松浦史料博物館を見学した後は、閑雲亭で一服。伝統菓子の烏羽玉とカスドースが選べたが、やっぱり抹茶には和菓子ということで前者を選択。高台を降りて六角井戸や大そてつを経由し、再び階段を登って「寺院と教会が見える景色」へ。その名の通り仏教寺院の向こうに教会の聖堂が見えるという平戸を象徴する風景で、写真撮影の名所となっている。そして階段を登り切ったところにあるのが聖フランシスコ・ザビエル記念教会。平戸は高校の修学旅行以来で、その時は平戸市内を半日観光したのだけど、教会以外ははっきり記憶に残っていなかったりする(^^;

平戸城

昼食は秋祭り開催中の商店街にある平戸牛の店で焼肉定食。商店街を出てで鏡川に架かる石造りの幸橋(オランダ橋)を渡り、幸橋御門を潜って平戸城へと続く石段を登る。北虎口門から入って狸櫓に続いて本丸を見学。城全体が高台にあるので、復元天守閣の最上階からは、四方を見渡すことが出来る。場内に散在する櫓を見て回り、樹齢四百年のマキ並木まで行ってから麓に降りる。ヒラドツツジ保存園という案内もあったけれど、少し遠かったし花の季節でもなかったのでパス。一旦は時折陽が射す程までに天気は回復したものの、バス停に戻る直前になって再び雨が降り始める。最後の数百メートルは傘を差すことになったが、バスに乗って暫く行くうちに上がっていた。

ジャンボシュー

佐世保駅からの乗り継ぎが悪かったので、駅の少し手前で下車して「蜂の家」で名物のジャンボシューを食べる。フルーツ入りで直径12cm。メニューには「シュークリーム」としか書いていないので、これがこの店では標準サイズなのか。因みにジャンボシュー10個分の「軍艦シュー」(要事前予約)という特大サイズもあるけれど、もしかしなくてもDPZの記事で紹介されていたものだよね。バスセンターまで歩いて荷物を取り出した後、JR大村線経由の快速「シーサイドライナー」で長崎に向かう。その名の通り諫早まで海岸沿いを走る列車であるが、佐世保を出る時に既に暗くなっていたので、車内では文庫本を読んで過ごす。長崎駅前から路面電車に乗り換えて、思案橋で下車。去年から全線均一運賃が120円になっているが、それでも十分に安い。遅めの夕食は「つる茶ン」でトルコライスとミルクセーキ(ハーフ)。宿にチェックインして明日の天気を確認すると、雨模様で風速も8メートル前後。やっぱりツアーは中止になるのかな...