2011/01/10(月)

急に天気が良くなるようなら辺戸岬を再訪してみたかったけれど、そう期待通りになる訳もなく予報は一日中曇りのまま。という訳で3年ぶりに「沖縄美ら海水族館」に行くことにする。本部半島方面のバスはもともと内陸の国道を通る謝花(じゃはな)経由が本線で、海岸の県道を通る備瀬経由は数える程の本数しかなく、海洋博記念公園に公共交通で行くのは非常に不便だったけど(参照記事)、時刻表を確認するといつの間にか謝花経由は1日2~3往復だけとなり、残りは全て備瀬経由になっていた。海洋博記念公園は名護からちょうど反対側に位置するため、渡久地廻りでも今帰仁廻りでも所要時間はほぼ同じで、実質名護から毎時2本程度と大幅に利便性が向上している。後から調べると、昨年の9月に経由地を大幅に変更したようである。開館時間より少し早く着くため今帰仁廻りに乗ることになったが、経由地によって名護市内の経路が異なるのでややこしい。途中で羽地内海の海岸線沿いに走り、対岸の屋我地島も見えたけど、そういえばワルミ大橋はもう開通したのかな。

ジンベエザメ

記念公園前で下車すると、海に面した斜面は風が強くて肌寒かったが、伊江島はどんよりとした空の下にはっきりと見えている。水族館まで公園内を歩いて、入口で少し待ってから開館とほぼ同時に入館。真っ先に「黒潮の海」水槽に行って、「黒潮探検(水上観覧コース)」の状況を確認。通常は1日11回各15名の限定ツアーとなっているが、特別帰還は予約不要の自由見学となっていて、今日がその最終日だったりする。10時開始というような情報もあったけど、今日は8時半開始となっていたので受付横のエレベーターに乗って一番乗り。エレベーターを下りて見学通路を進むと、「黒潮の海」水槽を見下ろす場所に出る。通路の一部は大水槽の真上を横切っているので、マンタの黒い姿や悠々と泳ぐジンベエザメの巨体を眺めることが出来る。ジンベエザメが水面近くに来たらシャッターチャンスで、背中の模様もはっきりと分かる。真上から存分に観察した後は、見学客が増え始めたところで水槽前に戻り、今度はカフェ「オーシャンブルー」でコーヒーを飲みながら、大水槽を横から見上げる。何度かジンベエザメの撮影を試みるが、暗い環境で動き回るのでなかなか難しい。

カトレア

店を出て入口から順路に沿って館内を一通り見学すると、ちょうど11時前だったので、館外の「おきちゃん劇場」でイルカショーを見学。少し遠い場所に座ったので、標準ズームレンズではちょっと厳しかったかも。ショーの後はレストラン「イノー」で昼食を取り、午後は今回も「熱帯ドリームセンター」へ。カトレアなど蘭などの花が咲き乱れ、熱帯植物が生い茂る温室や庭園を順に巡り、遠見台、ビクトリア温室を経由して入口に戻る。続いて公園入口近くの「海洋文化館」を見学。巨大なホールにメラネシア、ポリネシア、ミクロネシア、東南アジア、日本の地域別に、大型居住船から装身具まで様々な品が展示されている。プラネタリウムの上映もあったけれど、時間の都合上今回は止めておく。

瀬底大橋

昨日と同じ瀬底経由のバスに乗り、折り返し地点の瀬底バス停で下車。帰りは本島まで歩くことになるけど、片道だけでもバスに乗れば随分楽である。西側の坂を下って瀬底ビーチに出ると、水納島と伊江島が目の前に見える。天気が良くて時間があれば南端まで行ってるところだけど、相変わらずどんよりと曇っていて既に夕方前になっていたので、バスで来た道を歩いて瀬底大橋の袂に出る。橋を見下ろす展望台に立ち寄ってから、急な坂道を下って橋の真下にあるアンチ浜のビーチで写真撮影した後、えんやこらと坂を上る。瀬底大橋は駐車禁止だけど、徒歩ならゆっくりと景色を眺めることが出来る。海峡の両側には瀬底島と本部半島が広がり、遠くには伊江島や本島の山々。これで天気さえ良ければ(以下略) 橋の反対側からバスに乗って名護に戻る。夜は宿近くの店で郷土料理&古酒。