2011/07/25(月)

宿を早めに出て、地上ホーム始発の列車に乗って空港入り。ビジネスクラスのカウンターでさえ混雑していたので、スターアライアンス・ゴールドのカウンターを探して搭乗手続き。搭乗口に近い保安検査場から制限エリアに入ったが、国際線(非シェンゲン国ゆき)がメインの第1ターミナルのBピアには、近距離線(シェンゲン国ゆき)の搭乗口は少ししかなく、当然近距離客用のラウンジはない。出発時間が近ければそのまま搭乗口付近で待っていてもよかったのだけど、念のため早めに来たので出発まで2時間近く。という訳で地下の連絡通路を経由して、近距離線がメインのAピアに向かい、ラウンジで1時間くらい過ごしてからBピアに戻る。

ルフトハンザ機でフランクフルトを飛び立ち、バルト海(Baltic Sea)を越える。群島を伴う複雑な海岸線が見えたところで着陸態勢に入り、ヘルシンキ(Helsinki)の街並を見ながら降下を続け、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港(Helsinki Vantaa lentoasema)に到着。空港から市街地へは、フィンエアー・シティ・バス(Finnair City Buss)を利用。その名の通り航空会社運行だけど、パリのエールフランスバスと同様に他社便利用でも乗ることが出来るし、フィンエアーが発着しない第1ターミナルにも停車する。終点のヘルシンキ中央駅(Helsinki Raultatieasema)で下車して、近くのホテルにチェックイン。あれっ、日米式に地上階が「1階」になっているけれど、ヨーロッパでは珍しいのじゃないかな。

ヘルシンキ大聖堂

部屋で少し休憩してから、午後の観光を開始。ヘルシンキはよく晴れていて、気温も28℃くらいあるから、低温続きのドイツから来ると暑く感じてしまう。路面電車が走るアレクサンテリン通り(Aleksanterin-katu)を歩いて、元老院広場(Senaatintori)へ。ロシア皇帝アレクサンドル2世(Aleksanteri II)像が中央南端にあるが、写真を撮ろうとすると頭の上で鳥が羽を休めているのはお約束かな。広場は大学や市庁舎に囲まれ、北側に面しているのが大階段の上にあるヘルシンキ大聖堂(Tuomiokirkko)。19世紀の白い建物が、見上げる青い空に映えている。教会内部を訪れた後、通りを東に進み続けると、すぐにヨットが並ぶ波止場に出る。ウスペンスキー寺院(Uspenskin katedraali)の麓を通って、マーケット広場(Kauppatori)に進むと、こちらは大型客船も停泊する大きな港となっている。広場の向いにあるバルト海の乙女像(Havis Amanda)の前を通り、エスプラナーディ公園(Esplanaadi)の中を歩いて駅前に向かう。

トナカイの煮込み

フィンランドといえば、トーベ・ヤンソン(Tove Jansson)の「ムーミン(Muumi/Mumin)」シリーズが有名で、マンネルヘイミン通り(Mannerheimintie)に面したショッピングセンターの2階に、その名も「ムーミン・ショップ(Moomin Shop)」がある。店内には日本でもアニメでお馴染みのキャラクターが描かれたグッズが沢山あるけれど、原作の絵は日本のアニメとはタッチが異なるので、知らないとびっくりするかも。夕食は駅近くの“Zetor”へ。トラクターなどが置かれた独特の内装の店で、トナカイの煮込みとロングジンというカクテルを注文。