2011/07/30(土)

アイリッシュ朝食

宿の朝食は勿論、アイリッシュ・ブレックファスト。最初は馴染みがなかったブラック・プディング(豚の血のソーセージ)も、今では懐かしい味と感じるようになっている。ダブリンは一昨年に続いて二回目となるので、前回行っていなかったアイルランド国立美術館(The National Gallery of Ireland)から。館内改装中で一部区画は閉鎖されていたが、モネやドガ、レンブラントなどの有名画家の作品は公開されていた。フェルメールの「手紙を書く女と召使い」も所蔵しているが、こちらは現在日本に貸し出し中で、先日京都で見たところである。入館は無料なっているが、内部は撮影禁止。

ダブリン城

前回市内観光をした時はどんよりと曇っていたが、今日は晴れているので、ダブリン城(Dublin Castle)、クライストチャーチ大聖堂(Christ Church Cathedral)や聖パトリック大聖堂(St. Patrick’s Cathedral)を訪れ、建物を撮影しなおす。リフィ川(River Liffey)を渡った後は、フォアコーツ(Four Courts)の前を通って国立レプラホーン博物館(National Leprechaun Museum)へ。妖精がテーマの国立博物館って、日本だと“国立河童博物館”というような感じになるのかな。博物館といっても展示物は僅かで、巨大な家具の置かれた部屋に入って小人になってみたり、井戸の中の光を捕まえてみたりと、どちらかというと体験型の施設となっていた。レプラホーンに2回遭遇したという解説員の“体験談”も面白かったけれど、ネイティブ向けの早口だったので全部は理解出来なかったが残念。昼はテンプルバー(Temple Bar)の“The Shack Restaurant”でバンガーズ&マッシュ(Bangers and Mash)とギネス(Guiness)。

ゲイエティ劇場

今日の観光は午前だけで、午後はグラフトン通り(Grafton Street)を通って、セント・スティーブンス・グリーン(St. Stephen’s Green)の近くにあるゲイエティ・シアター(Gaiety Theatre)で、リバーダンス(Riverdance)のマチネ(^o^) 2008年の日本公演以来すっかりファンになったものの、その後は映像で観るだけしかなかったけれど、今回はヨーロッパ滞在中にダブリンで連日公演中だったので、フィンランドの帰りにアイルランドに立寄ることにしたのである。チケットは半年前にオンラインで予約しておいたので、座席は最前列のど真ん中。プログラムとCDを購入してから、客席に座って開演を待つ。「太陽を巡るリール(Reel Around The Sun)」の前奏が始まると、いよいよ3年ぶりのリバーダンス。演目は殆ど変わっていないが、「キャサリン伯爵夫人(The Countess Cathleen)」のロシアンダンサーがアイリッシュダンサーになっていて、「シヴナ(Shivna)」はコーラスとドラマーだけになっていた。前半最後の「リバーダンス(Riverdance)」は、舞台が手狭だったせいか総勢14名と少人数編成だったものの、やっぱり舞台は迫力が違う。後半の「マルタの踊り/ロシアン・ダービッシュ(Marta’s Dance/The Russian Dervish)」がまるまるなくなっていたのが残念だけど、あっという間に1時間半の舞台が終了。

リバーダンス

一旦宿に戻って休憩してから、再びゲイエティ・シアターに出掛けて「リバーダンス」のソワレ(^o^) 週末なら一日二回公演となるので、土曜日に滞在出来るよう日程を調整したのである。西ヨーロッパのDVDはリージョンコードが日本と同じ2で、パソコンなら問題なく再生出来るということが判明したので、今度は北京公演のDVDも購入。今度の席は前から2列目のど真ん中。実は最前列より値段が高いのだけど、それもそのはず、最前列は舞台に近すぎて少し見上げる格好になり、足許が見辛かったのである。マチネとはプリンシパルダンサーが交替していて、アドリブや細かい演出が異なる。2度目もあっというまの1時間半で、興奮冷めやらぬまま帰路に就き、午後10時前に宿に戻る。かなり遅い時間になったが、夏時間のためようやく暗くなり始める頃合いだった。